昨日、平安女学院大学生活福祉学部の新入生オリエンテーションがあった。行なわれた場所は琵琶湖岸の38階の大津プリンスホテルである。生活福祉学部の福祉は「幸福」を意味する。その学部は、幸福の象徴の四葉のクローバーのように四つの出口コースを持っている。保育コース、これはそのまま保育学士課程である。もう一つは生活福祉学士課程であり、そこには三つ、臨床福祉コース、健康福祉セラピーコースそして建築インテリアコースである。最後の建築インテリアコースを中林 浩教授が説明した。建築インテリアは、空間的には正にインテリアから建築を経て町づくりまであること、時間的には建築インテリアの歴史が重要であって、それぞれの分野で学習の要がある。福祉臨床でもイギリスの19世紀が大切と言われるように、建築~町づくりでも19世紀のイギリスに近代の原点がある・・・、と言ったことを説明された。
私も、勿論、そのように思う。住宅管理の母オクタヴィア・ヒルも、田園都市のイベネザー・ハワードも、建築・芸術運動のラスキンやモリスも19世紀のイギリス人だ。1836年~1901年まで女王のヴィクトリア時代だからという訳でもないが社会的に女性も活躍した。先のオクタヴィア・ヒル以外にもナイチンゲール、ベアトリス・ウェッブも19世紀のイギリス女性だ。マルクスやエンゲルスが科学的社会主義思想・理論を提起したのも19世紀のイギリス。「社会政策法」の嚆矢(始まり)とも言える工場法や公衆衛生法が世界で初めて出来たのも19世紀のイギリスである。翻って日本を見ると、江戸から明治の時代が19世紀である。我々現代を生きている者は殆どが20世紀に生まれたので、実際に19世紀を経験していない。
経験せず「知らない」から「憧れる」面もあるが、人間に隔世遺伝があるように、少し大きい世の中には「隔世紀遺伝」があるかもしれない。現代(21世紀)と対比して19世紀も鋭意研究していこう!
私も、勿論、そのように思う。住宅管理の母オクタヴィア・ヒルも、田園都市のイベネザー・ハワードも、建築・芸術運動のラスキンやモリスも19世紀のイギリス人だ。1836年~1901年まで女王のヴィクトリア時代だからという訳でもないが社会的に女性も活躍した。先のオクタヴィア・ヒル以外にもナイチンゲール、ベアトリス・ウェッブも19世紀のイギリス女性だ。マルクスやエンゲルスが科学的社会主義思想・理論を提起したのも19世紀のイギリス。「社会政策法」の嚆矢(始まり)とも言える工場法や公衆衛生法が世界で初めて出来たのも19世紀のイギリスである。翻って日本を見ると、江戸から明治の時代が19世紀である。我々現代を生きている者は殆どが20世紀に生まれたので、実際に19世紀を経験していない。
経験せず「知らない」から「憧れる」面もあるが、人間に隔世遺伝があるように、少し大きい世の中には「隔世紀遺伝」があるかもしれない。現代(21世紀)と対比して19世紀も鋭意研究していこう!