ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.5.31ドセタキセル4回目(6割減量2回目)+ジーラスタボディポッド4回目9日後のこと 皐月晦日はオンライン瞑想ヨーガの後、体力温存に努める

2024-05-31 22:10:58 | ヨガ

 昨夜はブログアップ後、夫が買ってきてくれたシュークリームと紅茶を頂く。ちょっと味見するだけつもりが、期間限定の桃のクリームが美味しくて、ついつい食べ過ぎる。お腹一杯でとても入浴出来ないので、そのままドラマの録画を視る。
 ジムで入浴を終えた夫は、先に寝室に向かった。私は一人だし・・・と浴槽にお湯を貼らず、珍しくシャワーで済ませた。手足のケアを終えてからベッドに入ったのはまたしても日付が変わってから。

 今朝、夫は休務日で出かける予定もないとなると、平日仕様のスマホアラームが鳴ってもなかなか起きられず。朝ドラの時間に目が覚めるだろうと思って二度寝をしたところ、気づいたら地デジの朝ドラが終わっていた。
 これは大変、とリビングへ。外は予報通り雨だ。お腹は順調と思いきや、普通便の後に腹痛になり、泥便が2回。はぁ、やっぱり・・・。食べ過ぎに懲りない案の定のお馬鹿さんである。

 朝食を摂る。何となくお腹が痛い。小さなミルクボールのパンを2つ。青汁を小さなグラスに3分の1、バナナスムージーも飲み切れず。アンデスメロンもりんごもひとかけで止めておく。食後はミヤ、タケプロン、タリージェを飲み、Sさんのオンライン瞑想ヨーガに参加するための身支度にとりかかる。

 Sさんのオンライン瞑想ヨーガ30分クラス5月3回目、静かな動きの回だ。
 このクラスは一昨年7月からスタートし、月3回のペースで開催され、今日で69回目。録画受講も可能だが、ほぼ毎回旅先にいてもオンラインで参加を続けてきた。あと3回でSさんが6年振りの産休に入るため、一旦終了である。
 今日のヨーガの智慧は、「人生の苦しみの原因の根本はたった一つ、アビディア(無知)だが、雲を晴らすようにそれを“薄く”していく(ヨーガではそういう言い方をする)方法は沢山ある。無知を根本的に薄くするには瞑想がベストである」。というもの。ゆえにヨーガでは瞑想を行う。幸せを崩すアビディアを薄くするのが重要だが、瞑想することで最も純粋な自分に触れることが出来る。サマーディ(深い瞑想、三昧)の印象が無知を晴らす。そのため、何千年もかけて、瞑想をしやすくする(バランスを整える)ためにポーズ(アーサナ)や呼吸法、プラーナヤーマ、マントラ等の行法が生まれてきた。ヨーガの練習は怠ることなく毎日行うことが必要で、アビディアは急に薄くなったりはしない、というもの。

 オーム1回、シャーンティ3回を唱え、心静かな時間を持ち、瞑想の第一歩へ。楽な姿勢で座わり、両手の肘を合わせたまま上に上げていく。両肘を開いて上を向き、胸と顎を空へ。次に肘をつけたまま背中を丸くして肩甲骨を開く。それぞれプラーナヤーマ。肘をつけたまま上げていくのがきつい。
 続いて両足を90度程に広げ、片足を折り曲げて、反対足の方に背中を伸ばしたまま前屈。片手を上げて側屈。お尻を上げて足の付け根を広げる感じで行う。それぞれ呼吸はクンバカも楽しみながらプラーナヤーマ。運動不足がたたって、お尻の肉が攣ってしまい、慌てる。

 次に、前回から引き続きブラーマリー呼吸。今日は3回目なのでクンバカ・バンダに加え、耳に親指を入れ、四本の指で眼を隠す動きを加える。耳をふさぎ、目を覆うとハミングの音に集中出来る。
 最後は障害物を取り除いてくれる、乗り越えなければならない障害物ならそれを乗り越えられる力をくださるガネーシャオームキールタンの続き。オームを1回、シャーンティを3回唱えてクラスが終了。

 いつもの感想と質問タイム。
 今日の参加者は、昨年10月からの講師養成講座でご一緒したHさん、Tさん、そして第一期の講師養成講座でご一緒したAさん、と気心の知れた方たちばかり。
 Tさんは、「凄くスッキリして、智慧の話もスーッと入ってきた。最初の動きは不思議で時間を超えた感じがあった。動きもわかったので目を閉じて行った。いい気分でこのままずっといたい感じだった。次の動きは身体が硬くてきつかったが、プラーナヤーマを足先まで行ったことでヒューンと行えた。キールタンで障害物を乗り越える、という気づきがあった。これまで嫌なこと、悪いことは起きないように、とばかり願っていたが、そうではなく、起きた時に乗り越える方に持って行った方が楽なのではと気づけ、視点の変化があった。」とのこと。
 Sさんからは「ヨーガでは本当にリラックスすると時間感覚がなくなってくる。これは進んだ感覚で、ヨーガで大切なポイント。
(障害が)起こりませんように、から起こっても乗り越えられますようにというのは、この世界には色々なことがあることを理解することからスタートする、何があってもうまくいく、というのがヨーガのスキルである。」とのコメント。

 私は「ここ1週間、体調不良で身体を動かせていなかったので、肘を閉じて上げるのはきついし、お尻が攣ったり大変だった。ブラーマリー呼吸は最終形で気持ち良かったし、色々なことがあるけれど、ガネーシャ様は私の障害物を乗り越える力をくださっていると信じているので、キールタンを長く気持ち良く歌えて幸せだった。」とコメント。
 Sさんからは「ガネーシャキールタンはまだ続きがあるので来月も続きます」とのこと。

 Aさんは「障害が怖い、怖いと思っていたが、Tさんのように乗り越えるという視点に変えるという発言にそこだ!と気付いた。あっという間に過ぎたのに沢山のことがあり、不思議な気分。良い経験が出来た。動きは激しいものではなかったが、きつかった。」とのこと。
 Sさんからは「シュリシュリさんの障害物に関する談話を紹介する。『私達は海では波が来るのを知っている。そこで波が来るのは許せない!とは言わない。それはこの世界にいて問題が起こるのが怖すぎる!というのと同じだ。この世界には波がある』と言われたことを思い出した」というコメント。なんと分かりやすい説明か。

 Hさんは「この時間が有意義だった。瞑想が大事なのは十分わかっている。自分の生徒さんたちが毎日瞑想やっています、というのに何故自分は毎日やっていないのか。時間が決まっていたらやるのに、忙しいと24時間のうちの数分が取れない。そんな中で落ち着いた時間が取れた。明日のイベントの準備で頭の中が追い詰められていたが、ふわりとなった。頭の中に余白が出来た感じ。」とのこと。
 Sさんは「指導者が瞑想を毎日何故出来ないのか、という話は多く聞く。指導することで自分のヨガ時間がとりにくくなる。例えば、食事前の『いただきます』の30秒間、何もしない等生活に伴う時間からやること、その時間にセットするのがお勧め」とのアドバイス。なるほど、と思う。

 その後、7月からの産休等についての説明とHP等での周知についてお話があり、休業中も是非練習を続けてほしいとのお話があり、お開き。

 部屋を片付け、迷ったけれど、カバーリング類の洗濯をする。乾かないのは承知で乾燥機にかける。
 お昼は冷凍麺で簡単に済ます。とりあえず2人分の昼食の準備が出来るだけ上等だと思う。
 
 その後、ドラマの録画を視ながらついウトウトしてしまう。戻してみたら、1回目は殆ど視られていなかったことに気づく。はぁ。まだ疲れやすいし、すぐに眠くなってしまうのだ。
 外は雨が止んだようだが、明日都心まで出かける予定があるので、今日は体力温存に努めることとして、ひたすらダラダラを決め込む。

 邦画「泣く子はいねぇが」を観る。男鹿半島のなまはげをモチーフに、朝ドラヒロインの夫役、仲野大賀さんが主演。東北の話ということで夫もなんとなく一緒に観ることに。自業自得とはいえ、なんとも切ない話だった。

 乾燥が終わったタオル等も畳んで、収納する。
 その後、夫は今月8回目のジム(月8回コース達成!)に向かった。
 夕飯の支度にとりかかる。具沢山のスープと、サラダにメインは私が食べたかったものを整え、夫の帰りを待つ。
 夫が帰宅し、夕食を摂り、母にご機嫌伺いのMeet通話。今日は洗濯も食事の支度も出来たことを報告。母の部屋の電話台にオレンジ色の綺麗な花が飾ってあったので訊くと、実家からサツキを切ってきたそうな。次は、フロントの皆さんに邪魔にならないか聞いた上で持っていくとのこと。午前中寒かったけれど、夕食を摂ったら暖かくなって元気になった。お腹も快調になったとのこと。それは良かった。

 というわけで、皐月晦日はオンライン瞑想ヨーガの後、洗濯、映画、炊事。籠城蟄居だったけれど、お友達とLINEやメールのやり取りもしたし、それなりに動けるようになった。

 明日から水無月6月。生まれ月である。“お誕生日おめでとうございます”と色々な特典メールやDMなどが届き始めた。43歳で乳がんに罹患した時、私に20年先の63歳という人生が残されているとはとても思えなかった。これまで必死に休みなく治療を続けてきたが、いつまで続けられるものか。さすがにこれだけ続けてくると、嫌気がさして弱気になることもないわけではない。けれど、とにかく今出来ることを精一杯、幸せにご機嫌な日が一日でも多くありますように、と願う皐月晦日の夜である。
コメント (2)
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