ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.5.10 フェスゴ4回目+ドセタキセル3回目(6割減量1回目)+ジーラスタボディポッド3回目9日後のこと 洗濯、墓参、サプライズの夜

2024-05-10 23:41:47 | 日記
 昨夜もブログアップ後、夫が職場近くの和菓子屋さんで買ってきてくれた季節限定の杏大福を頂いてから入浴。今日が休みの夫はなかなか入浴せず、すっかり夜更かしモードだ。私は手足のケアを終え、さっさとベッドに入った。

 ロペミンのおかげで、平日仕様のスマホアラームが鳴るまで起きることなく眠ることが叶った。BSか地デジで朝ドラが始まる時間に起きようと二度寝したのが運の尽き。気づいたら地デジ朝ドラが終わっていた。なんと・・・。放っておくと何時まで寝られるのか。外はいいお天気。せっかくなので寝具類等も洗濯することにして起きる。

 夫にもシーツやら枕カバーやら全て外してもらって、洗濯機を廻しながら朝食。ロペミンの威力で、朝食を摂ってもお腹がうんでもすんでもない。
 紅茶の香りも味も分かるのが嬉しいけれど、何分冷たい水分を摂るのがちょっと怖くてリンゴジュースもバナナスムージーもちびちび。果物もヨーグルトもしっかり食べられたけれど、腹痛もなければお通じもない。久しぶりにお腹がしーんとしている。ミヤBMとタケプロンを飲む。

 洗濯物が仕上がり、ベランダに干す。風があって日差しもたっぷり。良く乾きそうだ。ベッドメイキングも夫に手伝ってもらってさっぱり。2人でやると何事も早い。
 夕飯のお米を研いで、サラダを作り、筍の若竹煮と土佐煮を作る。

 お天気が良いし、月命日なので散歩方々父の墓参に行くことにした。夫も同行してくれるという。洗濯物はすっかり乾き、畳んで収納するところまで終わらせる。パリパリで太陽の匂いがして気持ち良い。
 墓参の後に遅いお昼を摂ることにして、まずは駅前スーパーで花を調達。風が強く、カツラが飛ばされそうなのがちょっと憂鬱だ。
 今日はピンクの撫子とラベンダー色のスターチス、デンファレを選んだ。シャトルバスはお一人先客がいたが、私達夫婦と3人だけで出発。先月もイタリア旅行から帰ってきてすぐに夫が付き合ってくれたのだった。お線香をあげ、お花を供えて水をかけ、無事終了。
 
 従姉から無事到着しました、とホテルの部屋の大きなソファでちょこんと座る母や、従姉のご夫君と外の景色を見る母の写真がLINEで送られてきた。お天気が良いので、海も空も青いこと、窓の外は素晴らしい景色だ。最上階のロイヤルスイートルームだという。なんと、凄いこと。
 ビューバスに内風呂、広いダイニング、リビングにツーベッドルーム、我が家より大層広い部屋である。母は40平米強の自宅に戻るのが嫌になるのでは、とちょっぴり心配してしまう。

 その後もスイーツとお茶を目の前に幸せそうに微笑む母、お刺身やお寿司が沢山載った夕食のテーブルを囲む従姉夫婦と母の写真が送られてきた。母の日を前にして非日常を楽しませて頂き、有難くも申し訳ない気持ちで一杯になる。
 夜のMeet通話はお邪魔にならないようにお休み。墓参をしたことだけ従姉から伝えてもらうことに。

 私たちは墓参を終え、2人で貸し切りのシャトルバスで最寄り駅まで帰って来た。そのまま遅いお昼は廻るお寿司屋さんへ。さすがにお昼には遅過ぎ、夕飯には早過ぎで、いつも混んでいる店内はガラガラ。待たずに入ることが出来た。それぞれ好きな物を選んで、お茶とデザートまで頂き、満足してお店を後にした。

 書店に寄って新刊の文庫等を購入し、おやつも調達して帰宅した。僅か3時間ほどの外出だったが、1日の治療後、ほぼ引き籠り状態の10日間だったので、足の裏はジリジリと痛むし、ちょっと草臥れてしまった。
 諸々片付けてリビングで横になろうかという時、息子からLINEが。今夜、仕事帰りに寄っても良いかとのこと。夕食は家で食べるので不要というので、はて、と思いながら到着を待つことにした。

 果たして仕事帰りの息子はわざわざ母の日の花束を届けにやってきてくれたという。本社に出張で帰り道だから、というのではなく、都心での仕事を終えて、というのだからびっくりだった。
 ピンクのカーネーションと虹色のスプレーカーネーションにブルースターをあしらった可愛らしい花束を差し出され、早速花瓶に活けた。プリンのお土産も。

 「珈琲と牛乳とどっちがいい?」と訊くと、夫の予想通り「牛乳!」の答えが戻ってきた。相変わらず牛乳で大きくなった28歳児である。おやつに買って帰ったメロンのシュークリームと牛乳をお腹つなぎに入れてもらい、ハネムーンのサントリーニ島でプロのカメラマンに撮ってもらったという写真を見せてもらった。さすがにプロである。
 何より背景がどこもかしこも絵になる。こちらが恥ずかしくなるほど仲良しの写真をこれでもかと見せられて、私達も1か月前にはイタリアにいたのだなぁとぼんやり思う。

 ほどなくしてお嫁ちゃんから電話があり、夕飯のこともあるから、と息子は1時間ほどで帰って行った。荷物が多いし、と夫が駅まで自転車で見送ってくれた。
 我が家には、北海道旅行の時に迷いに迷って購入した特大のシマエナガのぬいぐるみがリビングの棚の上にいる。夫が一昨日だか、私のケア帽子を被せたら異常なほど似合って、文字通り「烏帽子」という感じ。何やら見ているだけでとても和むので、被せたまま鎮座ましましている。

 お嫁ちゃんが初めて我が家に来た時、このシマエナガをすっかり気に入って抱っこしてルンルンしていたので、邪魔にならないなら、と息子に確認してから贈ることにした。かなり大きいのでラッピングも難儀だったが、お互い旅の不在期間もあり、体調も優れずなかなか渡す機会に恵まれず、気になっていた。息子が来てくれたのでようやく持って帰ってもらったという次第。

 息子が帰宅すると、お嫁ちゃんがシマエナガを抱っこして喜んでいる動画が送られてきた。あまりにお嫁ちゃんの反応が楽しくて可愛くて、夕食を摂りながら、夫と2人で笑ってしまった。
 笑顔が絶えない新居、有難いことである。

 ということで、今日はお天気に恵まれ、大洗濯の後、墓参に出かけ、夜は息子が来訪というあれこれ忙しい1日になったが、なんとか頑張りきることが出来た。
 明日は体調不良を理由にサボっていた掃除に取り掛からないと、である。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする