おはようございます。生き生き箕面通信2693(160526)をお届けします。
・オバマ氏と安倍氏は、女性の遺棄事件で「地位協定」には“話(はなし)くわっちー”でした
翁長知事がわざわざ安倍首相に面会してまで、「今回の事件では、日米地位協定についても触れたい。できれば、オバマ氏に会って直接訴えたい」と訴えましたが、結局、何も触れずにパスしてしまいました。日米地位協定は、日本とアメリカとの“陰謀”、つまり公然の秘密なのです。
オバマ氏と会った後、安倍氏は会見しましたが、それを聞いた翁長氏は「大統領と直接会話する機会をつくっていただきたいとの私の希望や、日米地位協定の見直しに言及しなかったことは大変残念だ」と、記者団に語りました。沖縄では、決して実現したい口先だけのよい話として、「話くわっちー」というそうですが、単に口先だけでなく、口にも出さなかったそうです。
米側も、今回はむにゃむにゃといってごまかしましたが、これで実際に表にでると、米軍や米兵が優位に扱われる「法の下の平等」や米軍の勝手な運用を可能にする「恣意的な運用」、あるいは米軍には日本の法律が適用されない「治外法権」があります。この項目は、沖縄国際大学院教授の前泊博盛氏が書いた「日米地位協定入門」から引用しました。
いずれにしても、この機会は日本にとっても大きな事件だから、本来、この機会に適用すべきです。