おはようございます。
生き生き箕面通信2437(150826)をお届けします。
・「軍事同盟は不要。北東アジア共同体を」と、ノルウェーの平和学者
「北東アジア共同体は、そう遠くない将来に実現すると思っている」と、ノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士。朝日新聞が本日8月26日朝刊のオピニオンのページで、博士の「積極的平和主義」の真意を明らかにしました。
博士はまず、安倍首相の“戦争法案”では中国との軍拡競争を招き平和は訪れない、日米同盟という軍事同盟を基礎に置く積極的平和主義は自分のそれと全く異なると批判。そのうえで、「憲法9条を守れと繰り返すだけで具体的な政策を持たない平和運動も、『安眠まくら』に安住し硬直している」と、厳しい目を向けています。
博士が提唱する平和をもたらす具体策は、「北東アジア共同体」です。「メンバーは日本と中国、韓国、北朝鮮、ロシアの極東部。本部は地理的にも中心で、琉球王国時代に周辺国と交流の歴史をもつ沖縄に置いてはどうでしょう。モデルはEC(欧州共同体)です」と、本部の場所にまで言及しています。
博士は1960年代から「積極的平和主義」を提唱しており、安倍首相はその言葉だけを借用した真似師に過ぎません。中身も安倍首相のそれとはまったく異なり、「軍事同盟は不要で、専守防衛を旨としている」と違いを明確にしています。
政治体制が違っても、共同プロジェクトを通じて良い点を発見しながら段階的に進めていけばよいと提唱しています。領有権を主張し合っている尖閣諸島、竹島、北方領土も、共同管理する。
国際紛争を解決する手段として日本に望むことは、国連総会の場で、「憲法9条1項を堅持する」と表明すること。そして、「各国に9条の採用を呼びかけてほしい。1928年のパリ不戦条約を実現することにつながるからです」と、強調しています。
アメリカとの関係については、「日本が米国と軍事力を一体化させていけば、中東で米国の主導する作戦に従事することになるでしょう。そうなれば、植民地主義の継続に加担してしまいます。米国に追従するのではなく歴史にもとづく独自性を、外交において発揮してもらいたいです」と、結びました
この箕面通信でも、4日前の2433号(8月22日付け)で、「東アジア共同体」を提唱しました。ガルトゥングさんの構想とほとんど同じです。意を強くしました。というのも、戦後70年の検証の結びの中で、「めざすべき理想の国柄」の中核としてこの構想を位置付けていたからです。お迎えが来るまでに、この構想が少しでも前に進むところを見たいものだと思っています。
理想的です。まず、理想を目標にしたい。
鳩山由紀夫さんももうヒト働きの機会になります。沖縄に永住も可能です。(ご一緒します。)
他国を心配するより,まずノルウェーがロシアとくっついて,徴兵制度を失くして,EUとは軍事的に距離をとるって言わないとダメでしょう。もう自国では誰も話を聞いてくれないのかもしれないけど,日本への啓蒙はその後にしてね。
守礼、 法的安定性、一種の。
だから、共同体の本部として最適です。
ただ、宮古、石垣など先島は那覇から搾取されました。悲しいことです。
地獄への道はお花畑で埋めつくされている。
偽善者だな
日本の傍にも「東方礼儀の国」って言われていた国がありましたね。どちらも中国皇帝から見て礼儀がなっているってだけですよね。どちらも属国でしたから礼を尽くすのは当然ですけど。
御自身も書かれている通り,琉球王国は周囲の島々を搾取し,朝鮮は人民から搾取していましたね。
強いものには媚び,弱い者には好き放題。
これで礼の国ですか。でも中国皇帝に対しては礼を守ったから守礼の国でいいのかな。
軍事力と経済力を結びつける中国の新たな発展戦略「軍民融合」の成果を内外に誇示する場となりそうだ。
ここも「産軍共同体」、悪貨は良貨を追放する、は真実でしょうか。ガルテゥンクさんに学びたい。
「軍民融合」に「共」が関与するので、いい加減にしてほしい、が正直なところです。
だから、人文・社会科学の充実が日本の大学で不可欠になるものと思います。
よく北東アジアの状況を観察、把握されています。外、ヨーロッパからの眼、やはり善意の助言には傾聴し政策の展望に生かすべきです。