こんにちは。生き生き箕面通信161205(2810)をお届けします。
・「こがんとこに父親ば捨てて帰るとね」
むかし、母親を捨てて帰る話がありました。「楢山節考」です。母親思いの息子は、自分を案じる息子のために、死んでいくことをなんとも思っていません。
最近は、新聞を開くとそこには多くの人の死があります。その中には、多くの親が子どもかかえ死んでいます。
人間は生きるためにどうすればいいのか。あるいは、どのようにして職を得るのか。人々は、なけなしの税金を払って、この世に生きています。この人たちの税金は、戦争を行うためのものではありません。
「楢山節考」の高齢者福祉に、つまり介護施設に親を入れることは、“楢山まいり”にいくことと重なり、評論家の大木文雄は「老いと死は人間の根源的な問題の根源的神話であるとしています」。「鮭は産卵のために、死を選ぶ。『楢山』には神が住んでいるということである」ともいっています。
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