おはようございます。
生き生き箕面通信2319(150430)をお届けします。
・米議会での安倍演説は民主主義違反です
「希望の同盟」をキーワードにした安倍演説に、米議会の議員が立ち上がって拍手するスタンディング・オベーション。昨日4月29日午前(日本時間30日未明)に演説した安倍晋三という男は、得意満面のドヤ顔を見せ続けました。
「世界の平和と安定に寄与する」と強調した日米同盟の中身は、古臭い「冷戦思考」がプンプンと匂うものでした。個別名こそ避けたものの、底流に流れていたのは「中国の進出をいかに抑え込むか」という世界観です。「平和と安定」という言葉を数多く散りばめましたが、その行間からは“中国の影”が感じられ、結果として緊張を高めるものとなっていました。
それと、アメリカに感謝の言葉を並べて必要以上におべっかを使い、アメリカに忠誠を誓う「ポチ公・アベ」の姿でした。
演説で見過ごせないのは、民主主義のルールを踏みにじった安倍方式です。安倍という男は「この夏までに関連する安全保障法制を改定する」と米議会に約束しました。しかし、これらは国内で反対が強く、まだ日本の国会で議論もされていない代物です。
安倍という男は、議会制民主主義の基礎をぶっ壊してしまいました。「アメリカですでに約束した」と、“国際的な既成事実”を楯に国内議論を有無をいわせず制するやり方です。「姑息者・アベ」の面目躍如というところです。
演説の締めくくりは、「希望の同盟」でした。「一緒でなら、きっとできます」と結びました。何ができるのでしょうか。立ち上がってきた中国を抑え込むことでしょうか。あるいは、イスラムの人々を「過激な組織」「テロ集団」と決めつけて、攻撃することでしょうか。
安倍演説に一回も出てこなかったのは、「国連」です。戦後の深い反省から立ち上げた「国連」という組織にもう一度息を吹き込むという考え方は、どこからも感じられませんでした。徹底した「国連無視」です。あるのは、アメリカと日本が「強い紐帯(ちゅうたい)」のもと、「希望の同盟」さえあればいいという独りよがりの考え方です。
あちこちに演出過剰な文言を散りばめて、「ドヤ、感激するやろ」といわんばかりでした。演説のあとに残ったのは、ウソ寒い空虚感でした。
安倍演説を書いたゴーストライターの谷口智彦という内閣官房参与くん、ご苦労さんでした。いろいろ資料を調べて“絶品料理”を出したつもりでしょう。でも、後に残るこのスカスカ感は何故ですか。言葉だけで人をたぶらかそうとしているからではないですか。
「巧言令色、すくなし仁」
この方式でいくと,例えば選挙の際に公約ぶちあげますよね,
選挙民には確約します。これって国会で議論もしてないし,必ずしも賛成している人が過半数とは限らない。仮にこの公約をぶち上げている人が当選したら,それって民主主義違反(そんな言葉はないですが)になるんですか?
どちらもこの後国会で議論したうえで,法律になるわけですから,ルール違反にはならないですよ。
公約破られて腹立たしいのはわかります。
約束破られたら私も怒ります。
ただ,私の書いたこととはだいぶ別の次元の話ですね。
ってゆぅ植民地根性のなせる業だな。
第一次大戦後、ウィルソン大統領の音頭で国際連盟が出来た。が、アメリカ議会はそれに参加するのを否決した。こーゆーこともあるのだよね。
首相は議会のロボットではないのだ。
帰国後議会が否決すれば、アメ公にそぉゆぇば良い。