生き生き箕面通信

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2268 ・メルケルさんは安倍晋三氏に「村山談話」を引き継ぐよう勧めるために来日した!?

2015-03-10 11:49:04 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2268(150310)をお届けします。

・メルケルさんは安倍晋三氏に「村山談話」を引き継ぐよう勧めるために来日した!?

 来日中のメルケル独首相は、「大切なことは、平和的な解決策を見出そうとする試みだ」とごく当たり前に思えることを強調しました。昨日3月9日の記者会見でです。

 なぜこの時期の訪日だったのでしょう。

 このまま安倍氏が突っ走ったら、日中韓はよりこじれて、ついにはアジアで危機が表面化しかねない。8月15日の日本「敗戦の日」前に、そして中国の9月3日「抗日勝利記念日の前に、ぜひとも鎮めておきたいとの思いだったのではないでしょうか。

 朝日新聞が本日3月10日朝刊(2面)では、メルケルさんは、「独仏の和解の過程では『(敗戦国の)ドイツが過去ときちんと向き合った』と強調する一方、戦勝国側のフランスにも『寛容さがあった』と指摘。日本だけでなく、中国や韓国に対しても歩み寄りを呼びかける狙いがありそうだ」と報じました。

 同じ朝日の4面に、意外な発言が載っていました。「安倍さんに『侵略した』と言ってほしい」というのです。こう発言したのは、安倍氏のお友達中のお友達、北岡伸一です。「日本全体としては侵略して、悪い戦争をして、たくさんの中国人を殺して、誠に申し訳ないということは、日本の歴史研究者に効けば99%そう言うと思う」と指摘したそうです。

 これを素直に受け取れば、安倍談話は「村山談話」の根幹部分はそのまま引き継ぐことになるはずです。でも、そうしないでしょう。

 安倍晋三氏は、こう思っているのだそうです。「オレは今年『アジアの安倍』になる。そして、来年は『世界の安倍』になる」と。狂気のゾーンに入った安倍氏。もう聞く耳持たず、です。

 せっかくメルケルさんが来日して、懇切丁寧に、安倍氏のプライドを傷つけないように細心の注意を払ってアドバイスしたにもかかわらず、真意は伝わらなかったようです。