生き生き箕面通信

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2034 ・「集団的自衛権の閣議決定は違憲」と、三重県松阪市の山中市長が提訴へ

2014-07-19 08:21:48 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2034(140719)をお届けします。

・「集団的自衛権の閣議決定は違憲」と、三重県松坂市の山中市長が安倍政権を提訴へ

 「集団的自衛権に「待った!! 地方から”安倍降ろし”の狼煙」という見出しで、日刊ゲンダイが昨日7月18日、安倍政権を訴える動きを報じました。

 訴える方針を明らかにしたのは、三重県松阪市の山中光茂市長。一昨日の17日に記者会見を開いて明らかにしました。

 以下、同紙の記事を引用。

 「集団的自衛権の行使をごり押しで閣議決定した安倍政権に強烈なパンチが飛び出した。三重県松阪市の山中光茂市長(38)が『閣議決定は違憲』として、国を相手に訴訟を起こす方針を表明したのだ。いまは一地方の首長の反乱だが、こうした動きは今後、燎原の火の如く広がっていく。


 『閣議決定は一内閣の暴挙で憲法違反。司法の場において、ノーを突きつけなければならない』――。17日、山中氏は会見を開いてこう訴えた。

 以前から『平和国家の原点を壊す政府の行為にしっかりと行動を起こさねばならない』と、市民団体『ピースウイング』の設立に向けて活動してきた山中氏は、同団体が発足したことも報告した。『ピースウイング議員の会』という組織も同時に発足し、両団体が母体となって国家賠償訴訟を行うという。

 すでに議員の会には松阪市議だけで5人、全国10県の地方議員35人を合わせて計40人が名を連ねている。会見にはそのうち20人が駆けつけて山中氏を声援、一般市民の支持者も40人が参加した。これから賛同者が増えるのは間違いない。

 山中氏に話を聞いた。
 『抗議活動では安倍政権を容易に壊せないため、司法の力を最大限に使おうと決めました。裁判の具体的な方法はこれから詰めますが、現時点では集団的自衛権容認の閣議決定が違憲であり、国民の[平和的生存権]が害されることを訴えていく方針です。きのうまでに全国から1万件を超える激励のメールや電話、ファクスをいただいています。8月1日に松阪市内の商工会議所で第1回の市民集会を開き、運動を広げていきます』

■1人100万円の賠償訴訟で大きなうねり

 山中氏は1976年生まれ。慶大法学部を卒業後、群馬大医学部に進み、2003年に医師免許を取得。同年、松下政経塾に入塾している。民主党三重県総支部連合会事務局長などを経て、07年4月の三重県議選で当選。09年2月に松阪市長に就任した。

 市長選では民主党の支援は受けず、現在は無所属だ。「集団的自衛権の問題では民主党ほか、みんなの党や維新の会など野党も腰が引けてしまっている。だからこそ地方から安倍政権の横暴を訴えなければなりません」と既成政党に批判的でもある。

 『全国の市長が一緒に立ち上がれば、集団的自衛権をストップさせることができます』と期待を寄せるのは憲法学者で慶大名誉教授の小林節氏だ。

 『山中氏に賛同する全国の市長が100人集まり、大型の弁護団を味方につけて“日本の平和が毀損されて心が傷ついた”と、1人100万円の損害賠償を求めればいいのです。合計で1億円。同時に文化人も別に100人の組織をつくって1億円を要求する。安倍政権にとってショッキングな裁判になるし、最高裁だって無視できない大きなうねりとなります。国民は集団的自衛権の閣議決定がいかにおかしなものだったかに気づくはずです。最高裁の判決が下るまでに4年はかかるでしょうが、心配は要りません。2年後に参院選が、3年後には衆院選があります。国民が安倍政権の悪逆非道な正体に気づけば政権を奪い取ることだって不可能ではありません』

 若き市長から火の手が上がった草の根運動。安倍政権は気が気じゃないはずである」

 以上、引用おわり

 日刊ゲンダイは、編集長自身が安倍政権の危険性を強烈に認識しているようです。大手の全国紙がとてもまねできない舌鋒の鋭さで、安倍政権への警鐘を鳴らし、「妥当安倍政権」を呼びかけています。

 箕面通信も、「日刊ゲンダイ」のジャーナリズム精神にいたく敬意を表しています。

 それはさておき、安倍首相が主導した「閣議決定による解釈改憲」は明らかに憲法違反だと確信します。憲法は、憲法遵守義務を国民全般、とりわけ政治家、官僚など公務に当たる者に課しています。総理大臣の立場にある者は、憲法が規定するところを率先して行うべきです。それは、高い次元での縛りです。
 
 それを紙屑のように捨て去り、課せられた義務に背こうとするのは、明らかに憲法違反と言えます。違憲の安倍晋三という男。市中引き回しのすえ、打ち首が相当ではないでしょうか。

 ともかく、一刻も早く辞任に追い込みたいものです。