生き生き箕面通信

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2029 ・山(世論)が動いた――安倍政権にひと泡吹かせた滋賀県知事選

2014-07-14 07:20:13 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2029(140714)をお届けします。

・山(世論)が動いた――安倍政権にひと泡吹かせた滋賀県知事選

 確かに山は動いた。滋賀県知事選という比較的小さな山ではありますが、山が動いた確かな証拠を見た、といえるのではないでしょうか。

 *シャンゼリゼ通りの「パリ祭」の飾り付け(ネット上からの転載)

 賢明な判断力を示した滋賀県の有権者に、ありがとうといいたい気分です。なにしろ、「安倍政権の暴走を止めよう」「原発ゼロ社会をめざす」と活動してきた全国の心ある人々に、大きな励ましと希望を与える結果でしたから。

 この成果を足がかりに、安倍政権への全国的な反転攻勢に移り、安倍政権を打倒するまで闘いを続けましょう。

 今回、山を動かした最大の功労者は、皮肉なことに安倍という首相その人だといえます。7月1日に、集団的自衛権の閣議決定をしました。それが全国民の良識ある部分に、危機感を募らせることとなり、その「空気」は滋賀の山にも伝染したのです。

 そして、無党派層と公明党支持者の双方の中にある「平和バネ」を、とりわけ刺激し、動き出させたと思われます。

 無党派層の中からも、”アベノボーソー”に危機感を強め、投票所に足を運んで意思表示した票がかなりあらわれた。

 公明党支持者の中からも「平和が大切だ」というバネが働き、中央からの”指令”に従わない票がかなりあらわれた。

 「山は動く」という大きな確信をもとに、「国民主権の意識をさらに高め、平和と民主主義を本物にする」という日常的な活動に力を入れましょう。そして、秋の福島県知事選、沖縄県知事選の勝利につなげましょう。来春には、統一地方選挙もあります。

 秋には、日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の協議が始まります。アメリカが日本の自衛隊を下請けに使う態勢をより鮮明にするための協議です。つまり、安倍政権が「ニッポンを売り渡す」措置が取られるのです。「日本人の安全と平和な暮らしを守る」という口実で。

 安倍政権は、日本がアメリカに従属する下請けとして、世界中どこへでも戦闘を展開するつもりです。アメリカの強欲資本主義勢力とともに、多くの人々を不幸に追いやる「戦闘」を積極的に引き受けるつもりです。狂っている、としか思えません。

 原発問題では、「被害地元」の概念に市民権を得させたことを高く評価できる。「被害地元」が広がれば、ますます原発再稼働は難しくなるはずです。

 また、不正選挙の元凶とされた「ムサシ」の謀略ソフトを稼働しにくくさせた”監視”の力も大きかった。

 市民の力は、蓄積されつつあると言えます。

 本日7月14日は、日本でいう「パリ祭」。パリでは「革命記念日」。1789年、パリ市民がバスチーユ監獄の政治犯を解放して近代革命ののろしを上げた記念すべき日です。パリ市民の「山」が動いた日です。

 なにか因縁めいたもの感じる7月14日の朝です。