生き生き箕面通信

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2027 ・「あんな番組にするとは、どういうことだ」と、官邸がカンカン。ネットは大盛り上がり

2014-07-12 08:35:40 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2027(140712)をお届けします。

・「あんな番組にするとは、どういうことだ」と、官邸がカンカン。ネットは大盛り上がり

 「クローズアップ現代」に火がつきました。火をつけたのは、週刊フライデーの7月25日号。「国谷キャスターは涙した……」とあったから、さあ大変。「安倍官邸のヤロウ、なにしやがんでぇ」と、”国谷フアン”の怒りが爆発したかのようです。 

 安倍という男にしてみれば、わざわざ籾井勝人をNHKの会長に押し込んだのに、「あんな番組を作りやがって」というところでしょう。

 支持率が下がって慌て気味の安倍晋三という首相は、集団的自衛権が不人気だったために、なんとか盛り返したい。そのために、NHKの看板番組のひとつ、「クローズアップ現代」にエースの菅義偉・官房長官を7月3日に登場させ、世論の味方を増やそうともくろんだ。

 ところが、番組では、国谷キャスターが、「一内閣が解釈を変えるだけで、集団的自衛権を行使できるようにしていいのか、という疑問が国民の間にある」などと迫ったことが、お気に召さなかったようです。

 籾井会長をはじめNHKの首脳部はあわてふためき、右往左往、土下座せんばかりに官邸に謝ったとか。

 「みなさまのNHK」が、実は「アベノNHK」に変えられていたことが、はからずもあらわになったのでした。NHKは視聴者、つまり私たち国民が視聴料を払って支えているものです。文字通り「みなさまのNHK」でなければならないはず。

 ところが、国民のふところから出たお金で支えられている放送局を、一首相がのっとり”私物化”し始めているのが実態です。

 「クロ現」は、そのなかにあっても、数少ない良心的な番組として生き延びてきました。国谷裕子キャスターは、リベラルなおじ様族には、かけがえのない”輝ける星”でした。

 その彼女が「涙した」とは……。本当に涙したかどうかは、分かりません。しかし、涙したとすれば、それは安倍官邸に対してというよりも、土下座せんばかりに平謝りのNHK首脳部の情けなさに対してではなかったでしょうか。

 生番組でのインタビューは、インタビュアーにとっては真剣勝負、いわば”言葉の決闘”でもあります。そして、良質の言論を守り抜くのは、首脳部の役割のはずです。それが、ひたすら平謝りとは……。涙も出ようというものです。

 私たちは、政治を取り戻す必要があります。NHKも取り戻す必要があります。そのためには、もっと、もっと視聴料不払いを徹底することが急務といえます。