生き生き箕面通信

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1923 ・沖縄県知事選に鳩山元首相が出馬?

2014-03-29 07:54:11 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信1923(140329)をお届けします。

・沖縄県知事選に鳩山元首相が出馬?

 沖縄の政治状況は、11月に予定される県知事選をにらんで早くも前哨戦が始まりました。今月中旬、民主党の沖縄県連代表、喜納昌吉・参院議員が鳩山由紀夫・元首相に会い、「知事選出馬を要請した」と、記者会見で明らかにしました。

 鳩山氏は、「あり得ない」と否定したそうです。

 自民党・沖縄県連は本日3月29日に、西銘恒三郎・衆院議員を会長とする新執行部を発足させ、候補者選びに取りかかる段取りです。ただ、現知事の仲井間弘多氏が自身の進退を明らかにしていないため、実際には動きようがありません。

 安倍政権は、普天間米軍基地の辺野古への移設を進めるべく、海底地質のボーリング調査を入札にかけています。来春には実際に埋め立て工事を始めたいと考えており、当面、仲井間知事との密接な協力を必要としています。

 他方、野党側は、翁長雄志・那覇市長の擁立を考えているようです。

 朝日新聞は本日の朝刊4面で、「辺野古攻防 次は知事選」の見出しで、「辺野古移設への批判を軸に力を結集したい野党側は、従来型の『革新共闘』はしないと決定。辺野古反対を掲げる保守系の翁長雄志・那覇市長の擁立を視野に入れる」と、報じました。

 安倍政権は、何が何でも辺野古への移設を強行する構えです。沖縄の人々がこれまで何度も県民大会を開いて、「辺野古への移設は止めていただきたい」と、はらわたから絞り出すような思いを訴えても、安倍首相は聞く耳を持ちません。「沖縄の負担軽減のためには、辺野古移設が欠かせない」の一点張りです。

 このままアベノホースという暴走馬が暴走し続ければ、血が流れるのは目に見えています。辺野古の現地で何千日も座り込みを続けてきたのは、年寄りが中心です。雨の日も、風の日も、お爺ちゃんやお婆ちゃんが中心になって、あるいは主婦が時間の許す限り、座り込みを続けてきました。

 前回、2004年に実施しようとしたボーリング調査を断念させたのは、こうした年配者の力が大きな役割を果たしました。今回、政府側は菅義偉・官房長官を中心に防衛省、警察、海上保安庁がチームを組み、強硬策を含め”秘策”を練っています。「同じ失敗はしない」と、固い決意です。

 ボーリング調査が行われる海上地点に移設反対派の船を近付かせないよう、海上フェンスを張ったり、多くの艦船も動員すると見られます。沖縄の人たちは黙ってそれを許すはずがありません。

 安倍政権は、なぜ中国との関係改善に力を入れないのでしょうか。東シナ海を波静かな「平和の海」にする努力をしないのでしょうか。軍事基地造りに入れる力の何分の一かでも対中関係改善に向けるなら、評価も高まりましょうに。

 そして、鳩山さんが宇宙人的な力を発揮して、普天間移設は「国外へ、最低でも県外へ」ともう一度、言い放ってもらいたいものです。