生き生き箕面通信

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1914 ・プーチン大統領が世界の新帝王へ?

2014-03-20 10:18:45 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1914(140320)をお届けします。

・プーチン大統領が世界の新帝王へ?

 主要国首脳会議であるG8をどうするのか。これが大問題となってきました。ロシアを外せ動きが確定的ですが、それで1件落着とはとうてい思えません。

 G8は世界のルールを決める場所です。国連がその役割を果たすはずだった。ところが、そうもいかないということで、初めはG7、今はロシアが加わってG8。

 今回、西側主要国はロシアの除名を決めました。次のG7は4日後の3月24日からオランダ・ハーグで開かれる核保安サミットに合わせて、急きょ開催することになりました。

 本来なら、6月のロシアのソチで開かれるべく、準備が積み上げられてきたものです。しかし、コロっと態勢が変わってしまいました。

 これに対し、プーチン大統領は、「そんなに来たくないなら、来るな」と、実際に吐き捨てる口ぶりだったそうです。いささかも問題にしていない。歯牙にもかけない態度です。

 強がりなのでしょうか。どうもそうではなさそうです。そこがやっかいなところです。

 プーチン大統領は、「ロシア抜きに世界のルールを決められるはずがない」と、高をくくっているようです。なにより現代のロシアは、冷戦時代のソ連と違う。ロシアになってから産出するようになった天然ガスなどで、いわば欧州各国の生命線を握るまでの地位を占めるようになりました。

 西側諸国からの制裁もなんとか凌ぎ切るのではないでしょうか。むしろ、アメリカ、フランス、ドイツ、日本への影響が大きく、西側諸国の方が耐えられなくなる事態も想定されます。

 4日後から始まる24日、25日のハーグ会議が極めて重要な意味を持つようになってきました。ハーグ会議で何を決定できるのか、その決定に対し、ロシアがどう出るか。

 ロシアは決定に参加していないので自由に動けます。ロシアの動き次第で、西側の決定が無力化、あるいは無効化することもあり得ます。となると、ロシアの重みがかつてなく大きなものになります。