生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

・1235 ・法の正義が試される日

2012-04-26 09:18:39 | 日記



 おはようございます。今朝はパソコンの調子が悪く、手間取りました。

 生き生き箕面通信1235(120426)をお届けします。



・法の正義が試される日



 本日4月26日は、小沢一郎氏に対する判決の日です。この裁判は、

客観的には「日本の民主主義を裁く」という意味を持つものになりまし

た。あるいは、人間の尊厳が守られるかどうかという裁判です。つまり、

法の正義が試される日でもあります。



 一人の人間の独立した人格がきちんと守られることは、民主主義が

成り立つ基礎であることは自明のことです。一人の人間にいわれなき

罪をかぶせて罪人と仕立てることは、民主主義国を名乗る以上はあっ

てはならないはずです。



 小沢裁判は、検察のでっち上げであったことが誰の目にも明らかにな

っています。それでも、大手メディアは、朝日新聞も読売新聞も、NHKな

ども、いまだに検察のでっち上げに目をつぶって、判決を待つ姿勢です。



 この裁判はそもそも検察の功名心から出発したものでした。大物を召し

取ってお縄にすれば、後世に名を残し出世も確実にできる、という検察

独特の功名心。時あたかも、「小沢を今のうちに葬らねばわれわれ官僚

の世界が危なくなりかねない。小沢は、叩けば必ずほこりが出るはずだ」

という”見立て”からスタートしました。岩手県のダム受注にからみ、「小沢

事務所が”天の声”を出してゼネコンの受注に便宜を計らい、見返りに不

正なカネを受け取った。それを隠すために、さまざまな手を使って、収支

報告書を操作した」という”見立て”を作り、つまりでっち上げて、関係者の

証言をそれにあてはめようと、無理な捜査を繰り返したのでした。



 大手メディアは最初から検察の手の上で踊り、「そら、大物の事件だ。

田中角栄ロッキード事件の再来だ」と、ここを先途と書きたてました。朝

日も読売も、NHKも自制はあらばこそ、「小沢逮捕はいつだ。Xデーは

いつだ」と、催促する記事ばかりでした。



 だから、いまさら「無罪」になると困ってしまうのです。大変な名誉棄損

です。万一「無罪」判決の場合、小沢氏に訴えられれば、負けは確実で

す。朝日も読売も、NHKもみんなまとめて丸坊主にならなければなりま

せん。雁首ならべてみっともないことです。



 検察も責任を明らかにしなければならないのは、当然です。あまりに

ショックが大きすぎる。こういう場合は、最高裁がごまかしの策を当該地

裁にほのめかします。最高裁に正義がないことは、これまでもいろいろ

実例があります。



 さて、間もなく判決が出ます。