おはようございます。
生き生き箕面通信1228(120419)をお届けします。
・黒幕・仙石某が表舞台へ復帰?
二人の閣僚に対する問責決議案が提出され、明日4月20日の参院
本会議で野党多数で可決される見通しです。今回は田中防衛相、前田
国交相の二人だけにとどまり、藤村官房長官は対象からはずれました。
実は、藤村官房長官に対しても尖閣諸島の買い取り問題発言などを
取り上げて問責が出されるとの噂がぱっと広がり、それがもうひとつの
噂を生んだのだそうです。
もうひとつというのは、仙石悪人(由人ではなく、悪人=あくにんと読む
のではなく「わると」と読む)氏が官房長官復帰を狙っているという噂です。
官房長官というポストは一見地味に見えます。しかしその実、毎日2回、
官邸で定時の記者会見があり、ホットな問題から国の根幹に関わる基本
問題にまで幅広く対応する最も注目されるポストです。新聞も官房長官
会見を重視しています。使いようによっては、総理大臣ポストをしのぐ影
響力を持てるのです。それになによりの強みは、唯一、官房機密費を自
由にできることです。
仙石氏は菅政権時の尖閣沖漁船船長逮捕問題などの処理を巡って、
官房長官を降ろされたいきさつがありました。だから、不完全燃焼で、
うつうつしたものを抱えていました。藤村氏が引けば、その後に収まる
つもりだったようです。いまや仙石悪人(わると)氏は、「オレが悪役と
なって仕切らなければ、野田政権は立ち往生やろ」と、あちこちにしゃ
しゃり出ています。先日は、大飯原発再稼働の4閣僚会合にも、担当外
の悪人(わると)がしゃしゃり出ていました。
官房長官に復帰する狙いの一つは、なんといっても多額の官房機密費
を自由にできることです。「藤村は官房機密費の使い方がワカットラン」と
いうことなのでしょう。もっと要所要所にカネをぶち込んで、つまりカネに
困っている小沢派の1年生議員などにガンガンブチ込んで切り崩せば、
消費増税採決でも造反を少数派に抑え込める。「藤村は小沢対策が甘
すぎる。やはりオレが出なければ」といううぬぼれです。
しかし、いかに悪人が意気込もうとも、歴史の流れは止められない。す
でに小沢復帰の流れはとうとうとして大河になる兆しを見せています。
小沢判決の有罪、無罪にかかわらず、次の正念場は衆議院総選挙に
なります。小沢・谷垣コンビのアンシャンレジームvs小沢・日本列島じゃぶ
じゃぶ洗濯グループの構図になるはずです。