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越辺川の護岸補修工事

前回採り上げたカラスウリの場所の道の反対側は切り立った崖になっていて、その下には越辺川の流れがある。丁度蛇行した流れがぶつかって流れを受け止めている。

下を覗いて驚いた。反対側の土手からは何かをやっているのは分かっていたが、その変わり様には驚きである。

流れの変わり様


従来は、画像の右から左へ真っ直ぐの流れであり、少なくともここ30年間は基本的には変わっていない。自然の脅威に耐えてきたのである。タイミングがよければ大きな真鯉が何匹も観察できる環境であった。

その流れが土盛りで遮られて意に反する方に作られた溝へと導かれていた。

工事説明表示


「老朽化した護岸を直しています」との説明であった。工事の状況からは、なぜか違和感を持たざるを得ない表現である。

少し近づいて


更に近づいて


護岸工事に使うコンクリート製品が並んでいた。嫌な予感がした。

もっと近づいて:橋桁の手前が本来の水路跡


全て埋め尽くされていた。
ブロックの置き場所や埋め立て状況から、従来通りの自然が作った水路には戻らないようだ。
直ぐ下流の両岸はすでにコンクリートブロックで固められたた河川敷内の河川に変わっている。その人的に作られた流れに真っ直ぐ伸びて結びつく予感がする。
さらに、今後何年かあとには上流に向かってその手法で作られた川に変身するであろう。これも寂しいものである。であるからには人が絶えず入り込む河川敷作りが欠かせない。

補修と言う表現は改めるべきだとも思ってしまう。
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カラスウリ

この時期になると、一寸した繁みにカラスウリの実が色付いているのが良くみられる。

カラスウリ


部分拡大


越辺川左岸、関越道架橋の上流側少し手前の道沿いでの様子である。その先隣で行われている盛土造成工事へのダンプの出入などでの土埃ですっかり汚れが目立つ。


盛り土現場


正しいかどうかは確認していないが、関越道の高坂SAを作る時にここの丘陵を削って利用したとの事。一頃はモトクロスの練習場や競技場としても利用されていた。その後は長い間、土壌の運び出しと積み上げが繰り返されてきた。最近は持ち込みだけのようにも感じる。
最終目的はなんなのか分からない。

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