第六章(9)
舎利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減
「不生不滅」と「不増不減」は法則の説明としていい。
だが「不垢不浄」は違和感がある。
法則と垢や浄は元々関係ない。
あるいは、全てを含んでいるのだ。
第五章で受相行識(心)を含めて「空」としたのだぜ。
今までの訳者達は、この違和感を感じていたはずだ。
だが、説明はしてくれない。
そのまま、訳している。
直訳としては正しいかもしれないが、不親切だ。
優れた訳者は・・・マジメすぎるのだ。
そして、マジメは時に薄情となる。
ブッちゃんは特に「不垢不浄」を言いたかったようだ。
あるいは・・・
ゲンちゃんが特に強調したかったのかもしれない。
これを入れなければ、訳をツマランものにする。
ここにもポイントがあったのだ。
ゲンちゃんが愉しく心経を書いたのがわかるぜ。
心経にポイント(宝物)をちりばめる事を愉しんでいる。
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