第六章(10)
舎利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減
ブッちゃんは真理(正しさ)を追って修行に明け暮れた。
だが、何が真理だか、わからなかった。
知れば知るほど、わからなくなってきた。
ヤケになって、菩提樹の下でボケ~(冥想)とした。
「真偽なんて、イイカゲン(空)だぁ」
そして仏陀(目覚めた、という意味)となった。
真理というこだわり。
そこには真偽や正誤の概念が常にある。
真偽や正誤などから解放されると観えるモノがある。
解放されると「楽」になる。
何の為に修行していたのか。
四苦からの解放を求めていたはずだ。
それを多くの人に気づいてもらいたい。
真理を知れば、それが得られると勘違いしていたのだ。
真偽や正誤から解放されたら、正気に戻った。
だからブッちゃんは、特に強調したかった。
「垢浄」という言葉で象徴したのだ。
ここに、楽になる為の、一つのポイントがある。
「真理なんかに、こだわるなよなぁ」
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