カルテ番号 せ・14 (11)
風間陽水の話し方は時々止まって、言葉を選びながら話すようだ。
「人間だけが特別ということではないようです。
寿命が短い生物は種の存続の為に生きると寿命が尽きてしまいます。
寿命が長い生物は種の存続期間が終わっても生きている期間があります。
だから偉いとか貴いとか特別な役割がある、というのは勝手な解釈だと思いますが」
この先生は自分が人間から離れているかのように話す。
「人間の場合、生物としての役割が終わっても、更に2倍の生存期間があるようです。
生物は成体、人でいえば成人になって次世代を作ることができます。
人間は産んだだけでは成人になれないので育てる期間が必要です。
大雑把にいうと、50歳前くらいで子離れとなるわけです。
それが女性の更年期の正体です。
ここから種としての生物から個としての生物の期間が始まるわけです。
それが、それまでの2倍、つまり100年はあります。
つまり、全部で人間の寿命は150歳になるわけです」
どこかで人間の本当の寿命は150歳というのを読んだことがあった。
細胞学者だと思ったが、生物の仕組みとしても150歳あるのかもしれない。
「先生、でも150歳まで生きる人はいないでしょ」
「いないわけではないですが、少ないですね。
人は生き急いでいるのです。未だに殺し合いしている人間社会ですよ。
まだ、本来の生き方が出来ていないともいえますね」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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