水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1003」

2016-08-13 19:32:21 | Weblog



カルテ番号 よ・6(13)

この院長は仕事をする気がないのか、とも思った。
暇なのに、せっかく来た患者を帰すのは、変だろう。
でも、仕事に誠実だからこそ、余計な事はしないのかもしれない。
院長はあっさりと頷いて言った。
「わかりました。では、気功を体験してみますか?
話はしながらでもできますから」
「お願いします。私、気功って初めてです」

マットに仰向けになると、リラックスして寝ていればいいという。
院長の手が、軽く身体のアチコチを触る。
一か所に5秒くらいだった。
首の下に触れた時だけ、2分くらい動かさずにいた。
そして、手が離れた時、呼吸が楽になっているのに気付いた。
少し楽になったのではなく、とても楽になっていた。

それから頭の方に移動して、最初は首の下に手が入ってきた。
温かい。
少し熱いくらい温かい。
人間の体温ではない温度だと思った。
何か温める器具でも使っているからのような熱さだった。
そして、首の後ろの骨が柔らかくなっていく感じがした。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)
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