カルテ番号 お・11(10)
「晴美さんはこう言いました。私の何がいけなかったか?」
「私にいけない事があり、そこを正さなければ治らないという事ですよね?」
患者側がする事なら、他には思いつかない。
「正さなければならない、のではなく、変えるのが回復条件の一つになるでしょう」
「同じ意味でしょ」
「それが、大きく違うし、そこを理解しないと変えることにならないのです」
答えの近くまで来ているのに、出口が見えない。
「病気になったのは、何か間違いがあったからではないのですか?」
「ないのですねぇ」
からかっているわけでもなさそうだが、陽水の言葉は簡潔すぎて解らない。
「病気は間違いではないのですか?」
「ないのですねぇ」
「では、正しいのですか?」
「正しいとか、間違いとかの対象外だと思いますよ」
大空晴美は思った。
害のあるタバコを吸い続ければ癌などになり易いと厚生省も書いているではないか。
タバコを吸うのは間違いだから病気になる。
逆に正しい食事から健康になるとも書いているではないか。
それが心理的であれ、食事であれ、環境であれ、間違いを正すのが回復には必要だと誰でもわかる。
治すには、自分の間違いを教えてもらい、そこを正すのが相互通行の治療だろう。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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