水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・923」

2016-05-25 20:12:02 | Weblog



カルテ番号 や・6(61)

院長は玲香の表情を見て言った。
「疑問に思われるのももっともです。
私も治療師の始めの頃は違っていました。
出来るだけ力を出そうとしました。
手伝いだとわきまえた上で、出来るだけの事をしようと。
でも、生命と向き合ううちに変わってきました。

生命は限りがあります。
その有限の時間は、その人本人が選択して使っています。
それがその人の生き方となります。
生命を大切に扱うお手伝いの治療とは何か?
それは、その人の生き方に尊厳をもって接する事でした。
手を出しすぎるな。
私が故御師匠様から教わった言葉です。
最初は意味が解りませんでした。

苦しんでいる人がいるなら、何とかしてやりたい。
自分の能力を出し惜しみしない。
そう思っていたのに、それを否定されました。
そして見守る事を言われました。
そしてプロとして、いろいろ経験しました。
10年過ぎてから、少しずつ意味が解り始めました。
思う事と想う事の違い。
相手を大切に想う事は、手を出しすぎない事でした」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)
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