カルテ番号 へ・1(7)
頂上の二つの耳まで2時間の予定だったが、1時間半で着いた。
無理はしていない。
今日は快晴で、見通しもいい。
しばらく頂上でゆっくりできる。
何も考えない。
ただ、頂上にいる。
この時間が好きだ。
ふと気づくと、同じようにただ座っている人がいた。
年齢は60歳を過ぎているようだが、とても頑健そうな身体だった。
いかにも山屋という感じだ。
表情はやわらかい。
山が好きなのだ、と一目で判った。
すると、目が合った。
山の礼儀として、目礼した。
頂上に来る人は何人もいた。
今日は登山日和なのだろう。
ここまでのルートは幾つかある。
長い時間を頂上で過ごす人はほとんどいない。
辺見豊ともう一人の登山者だけが、そのままの姿勢で残っていた。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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