水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・265」

2014-07-10 18:30:43 | Weblog



カルテ番号 と・8(6)

「僕はお酒を飲みませんし、常用している薬もありません。
肝臓の数値も平常なのに、肝臓が悪いのですか?」
院長はのんびりとした口調で答えた。
「悪い、という考えよりも、疲れている、負担をかけすぎた、というとらえ方の方がいいと思いますよ。
本人の生命力次第で、少しの補助があれば病のほとんどは悪い、というほどでもありません。
人や社会もそんなものでしょ」

まるで遠山史郎が直面している問題点を指摘しているようだ。
人や社会も悪くない?
そんな事はない。
病気の表現の仕方なら、そういう言い方も良いとは思う。
だが人や会社で、あきらかに不正や誤魔化しや見て見ぬふりは、悪いと思う。
院長の言い方は遠山史郎には受け入れがたい。

そんな遠山史郎の思いを知らず、院長は話を続けた。
「肝臓は多種多様な仕事をしています。
ほとんどは血液を通して解毒や代謝という化学工場のような仕事です。
またエネルギー貯蔵庫や再生工場でもあります。
解毒作用はお酒や薬だけではありません。
感情によりいろいろなホルモンを血液中に溶かせてしまいますが、激しい感情は簡単にいうと毒を作ってしまいます。
毒ですから肝臓は慌てて解毒の仕事をしますが、人の感情は継続することが多々あります。
つまり、肝臓はずっとキツイ仕事の解毒作業を続けているわけです。
お酒や通常の薬よりも厳しい仕事ですね」


(登場する人物・組織・その他はフィックションです)



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