カルテ番号 も・6(18)
「ごめん下さい。予約していた茂木と申します」
「どうぞ、お入り下さい」
院長は40代くらいに見える。
思ったよりも若い。
「早く着いてしまったが、よろしかったかな?」
「かまいませんよ。遠くから疲れていませんか?」
「いや、疲れはないです」
挨拶をして、簡単な記入をした。
「電話では、身体を診て、気功体験をしたい、という事でしたね。
特に何か気になるところでもありますか?」
茂木滋は、その間も院長を観察していた。
人を観察するのは、それまでの人生の癖でもある。
人は本心の表に衣を着こむ。
単純な衣は、地位だ。
名刺に書いてあるのが、衣だ。
次に自分を大きく見せたがる。
自分がいかに優秀かを、それとなく話や態度に出す。
声の大きさなどにも表れる。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)