水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「人には・80」

2013-03-30 19:22:01 | Weblog



食事も変わった。
何でもいい、とにかく腹に入れば。
人類の歴史の大部分は、生命維持の為だけの食事だった。
狩猟社会では、獲れた時だけが食事だ。
常に飢餓状態といってもいい。
食べるモノさえあれば、それで充分だった。

農作社会になり、食糧の計画と備蓄が可能になった。
毎日の生命維持の食事から、食べる楽しみのある食事になった。
常に移動の狩猟社会では、調理は素早く簡単に。
多少の持ち運び用も乾燥させたモノがほとんどだ。
定住になった農作社会では、調理時間がある。
備蓄しておける様々な味の元もある。
より美味しいモノも工夫できるようになり、食べる楽しみが増した。

それは入れ物となる土器や容器の発明と発達にもなった。
小動物から食糧を守る為の倉庫という建物も工夫された。
大きな動物から身を守る柵なども工夫された。
水を掘る、あるいは川から引く技術も発達した。
様々な発明と発達は農作社会から生まれていたのだ。




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