伊勢すずめのすずろある記

伊勢雀の漫歩…。
 伊勢の山々から志摩の海までの、自然史スポット&とっておき情報など…。
  感性の趣くままに-。

伊勢の山々から志摩の海までの、自然史スポット&とっておき情報など・・・・・。

2010年04月21日 | 伊勢志摩国立公園の自然と風物

 伊勢の山々

 伊勢市の山と言えば、まず第一に観光名所で最高峰の「朝熊山」がありますが、市内の町なかや町のはずれなどにある、ちょっとした小山などは案外知られていませんね。それらを西方から挙げると、

  1. 大仏山(小俣町)
  2. 秋葉山(徳川山)
  3. 三郷山
  4. 喜倉山
  5. 白石山
  6. 高倉山
  7. 藤岡山
  8. 蓮随山
  9. 檜尾山(外宮の宮域)
  10. 高神山(宮山、外宮の宮域)
  11. 坊山
  12. 瀧浪山(世義寺山)
  13. 船山
  14. 船江山
  15. 丸山(藤里町と宇治今在家町の2箇所にある)
  16. 妙見山(隠山)
  17. 八幡山
  18. 虎尾山(笠松山)
  19. 朝日山
  20. 永代山
  21. 桃山
  22. 倉田山
  23. 貝吹山
  24. 松尾山
  25. 男山
  26. 岩井田山
  27. 昼川山(ひるごうやま)
  28. 豆石山(二見町)
  29. 五峯山(二見町)
  30. 音無山(二見町)

などが掲げられます。
(注:岩井田山は、宇治館町の西行谷のあたりの山、古地図や名所図絵にその記名があります)

 皆さんは、どれだけ知っていますか ? 他に伊勢の両神宮の間の山として「間の山」(あいのやま。別名、尾上山・おべやま)がありますが、ここは山と言うよりは坂(旧名、尾部坂)なのです。この坂道を上ると、旧道は倭町を通り、古市から中之町、桜木町を経て牛谷坂まで続く高台の家並み道で、ちょっとした尾根筋となりますが、この高台を昔は「長峰」(ながみね)と言っていました。
 又、町街地の背後にそびえる少し大きくて、険しい山となると、朝熊山以外では、五十鈴川の源流のある「神路山」と「島路山」(いずれも地域名で、伊勢神宮の宮域林となっています)、そして伊勢の町の南方に聳えるのは、誰もが目にしている鼓ヶ岳、その続きの前山、さらに南方奥の鷲嶺(袴越山)などがあげられます。

 山には、谷が刻まれ、川が流れ、渓流や滝があり、山肌には常緑樹が育ち、広葉樹が繁り、それぞれが四季折々変化に富んだ風景となり、時にはそこに生息する野生動物達も一体となって風物詩を奏でてくれます。

 又、地下には、岩盤があり、褶曲した地層があり、岩石や鉱物、化石、そして鍾乳洞など、無生物の世界にも目を向けると、不思議な謎を秘めた地球のお宝や、クリスタルにも出会えます。

 私-伊勢雀は、ここかしこをぶらぶら歩きながら、これから先、このブログで色々とおしゃべりをさせていただきます。

伊勢の山・鷲嶺(袴腰山・548m)


 志摩の海

 志摩の海と言えば、まずは、海女のふるさと、真珠の海、近鉄線の終着地でもある「賢島」の浮かぶ「英虞湾」でしょうね。そして、多島海や、リアス式海岸プラス有湾台地の織り成す美しい志摩半島の海景は、伊勢志摩国立公園として多くの人々に知られていて、三重県きっての観光地となっています。

 さて、みなさんは、「志摩半島」の地理学的な位置をご存知でしょうか? 志摩半島は、自然地理学では、
「鳥羽市小浜町と志摩郡(現在は志摩市)浜島町南張を結ぶ線から東の地域を指す」
となっています。

 志摩半島に行くと、なだらかな丘陵地(アップ・ヒルやダウン・ヒル)が続き、その先の海岸は、小高い岬となって突き出している場所や、岬角間(こうかくかん→岬と岬の間)が溺れ谷となっていたり、広々とした弓なりの砂浜海岸が続いていたり、実に変化に富んだ絶景やリゾート地が展開しています。

 おしゃべり雀は、この鳥羽・志摩地方の、一般には知られていないような隠れた観光名所や、自然史スポット、そして秘密の場所での掘り出し物など、興味津々の情報を紹介させて頂きます。


志摩の海・大井浜(志摩市大王町)
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