北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

ローイング神打開

2023-12-22 17:19:05 | 大会

こんにちは。2年目漕手の金谷です。

2023年ももう終わるらしいです。2023年も色々なことがあって濃い一年でした。詳しい話を書くのはまた別の機会にします。

今年もトレセンまでは走って向かっています。いいアップになるし移動時間も減るのでおススメです。最近は雪道で転ぶという話を部員からよく聞きます。そこで、北海道にきて冬でも裏がツルツルの運動靴履いているけどまだ滑って転んだことのない僕からアドバイスすると、転ばないコツは、転ばないようにすることです。よく転んでしまうという方はぜひ参考にしてみてください。

さて、冬練開始から1か月以上経過しています。今年は去年よりも強度が間違いなく上がっています。でもみんなすごくて、自分からしたらマジで速い、強いです。特に1年生は初めての冬練ですが必死にメニューに取り組んでいるし、エルゴ・バイク速いし、ウエイトすごいので自分も刺激を受けています。

ここで、今年の冬練の自分の目標を発表します。

ズバリ、「物理的に化ける」です。

自分が全国で勝負するにはフィジカルが圧倒的に足りないのが現状です。そこで、この冬で筋肉をつけて増量し、「物理的に化ける」ことを達成したいと思います。おそらく体が変わりすぎて、来年にはみなさんきっと僕が誰かわからなくなっているでしょう。個人的にそのぐらいをイメージしてます。今のところ順調なのでこのまま頑張っていきます。

その一方で体重の増加の調子は良いのですが、エルゴはあまり変わってないです。でもここで焦る必要はありません。なぜならば、今はまだマリオカートでいうところの1週目でコインを10枚まで集めて打開を狙っている段階なんです。マリオカートで勝負が決まるのは3週目の順位なのと同様に、僕らが狙うべきなのは定期戦とインカレなんです。要は何が言いたいかというと、今は来年勝負できる力を蓄えている時期だということです。だから今タイムがあまりでも特に気にする必要はありません。

でも逆にここでしっかりコインを集めきれないと3週目で勝負できないということでもあるので、妥協を許さず頑張っていく必要があります。

来年には僕がコインを10枚しっかり集めた状態で、ロングキラーでサンダー回避しながら上がってきますので皆様ぜひご期待ください。

 

最後に、安永主将もおっしゃっていますが、苦しい時こそ戸田を思い出して戦いましょう。自分はもう来年の夏に颯爽と2000mを駆け抜けるイメージはできあがって、それを想像しながらやっています。それが今のところ順調に進んでいる要因だと考えています。

来年ラストイヤーの先輩方や、同期、後輩たち(特に水産)と自分の満足いく最高の状態で戦いたいです。そのために今頑張っています。

苦しいかもしれませんが、ここで踏ん張っていこう。

北大ボート部in2024、さあ行こう!

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匠の日記14 雑談

2023-12-22 10:47:53 | 徒然なる

こんにちは。男子主将の安永匠です。

本日行う予定だった実験を急遽年明けに延期することになり、完全ドフリーの金曜日を迎えてしまいました。というわけで、この平和な日にブログを書いておこうと思います。とは言っても、何を書けば良いのやらさっぱりといったところで、好きなことを好きなよーに書いていきます。

最近練習は過去一の強度でこなしていると思います。去年は週10スタンバイをこなした週など数えるほどでしたが、今年は相棒の小方がしっかりしているおかげで、なんとか10スタこなせています。なんと言っても今年はエルゴを午前中に終わらせることが出来るのはデカい!!午後にエルゴなんて考えただけで頭おかしくなりそうです。

増量はどうかというと、まあまあって感じです。なぜかというと、今年は12月のTTまでは体重をそこまで増やすつもりでは無く、急激な増量は控えて体のキレを残しておこうと考えているからです。もちろんこの考え方が吉と出るか凶と出るかは明後日のTT次第です。緊張しますね~。でも宣言しておくと、TT終わったら本格的に増量します。75~76kgを目指して、筋肉量は62kgを目指します。さいきん晟祐の増量がエグいので、負けてられませんな。モリモリ食べるぞ~

あと、体幹とかストレッチちゃんとしてるん?って話ですね。実は冬練の初めは全然やってませんでした。去年みたいにカリスライフをメニュー後にやろうやろうとは思うのですが、なかなか脚が動かない。そうやって言い訳していました。でも、木原とか関がエルゴの後に体幹やってるのを見て、やっぱりエルゴ回る人は体幹が強いんだと。改めて思い、今は毎日プランクしております。彼女らのおかげか特に女子チームは体幹の意識がかなり高いと思います。すんばらしい。ストレッチは、無意識ですね。気付いたらトレセンのマットの上に座って長座体前屈してます。でも、上半身のストレッチが足りてない。だれか勉強会の時にストレッチ教えてくれ~。

自炊はどうかというと、半々といったところです。やる気ある週は24条のアークスいって大量に買い出しして自炊するのですが、やる気無いときはコンビニに駆け込んでしまいます。でも、コンビニって貧乏人の敵で(※筆者の偏見です。鵜呑みにしないで下さい)、マジで金無くなるんですよね。懐が寂しい。。コンビニ行くくらいなら後輩と飯行った方が罪悪感は薄いです。ゼミの準備で頭いっぱいだったときは本当にやる気が出ませんでした。自分の良くないところは、ひとたび課題に囚われてしまうと、気が済むまでダラダラだらだら続けてしまい、肝心なことを疎かにしてしまう所です。誰しもやらかす日もあるし、やる気でない日もあります。人間そんなもんです。でもやっぱり、そういった時こそ戸田の景色を思い出すべきですね。新人戦の悔しかった気持ち、今年のインカレで不完全燃焼に終わったレース。そして、来年自分が表彰台に立つ姿。綺麗事に聞こえるけど、俺たちは本気で目指してるんだよ。

というわけで、近況は以上になります。

南路屋うめえ

 

↑ これが現実

 

たまには理想も追い求めてみたり。

 

心配事は、チームのお休み率が高いことですね。冬場は乾燥しやすいので、喉や鼻の粘膜がやられて風邪を引きます。対策としては、部屋干ししたり、加湿器を購入したりすると良いと思います。ない人は、毎日濡れタオルを干したり、マスクを付けて寝るといいみたいです。もし、風邪の初期症状を感じたときは、すぐに薬局にいってパブロンとか飲むと治りが早いです。体調悪いときは無理しなくて良いけど、遅刻はダメです。

 

振り返るとかなり酷いブログですが、最後までお読み頂きありがとうございました。

明後日のTTでは是非北大ボート部員への応援よろしくお願いします!!

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我が2023

2023-12-20 09:26:53 | 日記

こんにちは、最近朝がとてつもなく弱くなってしまった1年目漕手の一條です。

朝起きれないんですよねぇ。夏あんなに早起きできていたのに。起きる気力を茨戸においてきたみたいです。

よって最近朝の集合に行けていない日が多いです。本当にごめんなさい。夜ちゃんと寝れば起きれると思うので早く寝ることを心がけていきたいと思います。がんばれ自分

 

さてここで2023年を個人的に振り返ってみようということで、レッツゴー(長いです、暇なときに読んでください)

 

3月までは受験生でしたね。今考えるとあんなに勉強していたのはすごいことです。今受験生の人たち尊敬します。自信持って頑張ってほしいですね。

さて何とか北大に合格した私は何に入ろうかなといろいろ探しました。この時はボートなんて一切知らなくて、自転車サークルに入ろうかなとか思ってました。

しかし試乗会でほだされた私はボート部に入部していました。その時は朝早いことが一番の不安でしたね。

 

やってみると意外にも朝は大丈夫でした。授業はめちゃ眠かったけど。朝から自転車で12キロ飛ばして学校に行く生活は新鮮すぎて楽しかった。ボートも新しくて楽しかったし、新トレと同期の雰囲気が良くって、大変だけどいいとこに入ったなと思ってました。

東北戦の選考の1000TTには落ちて付きクォには乗れませんでした。奥田さんCOXの艇で試合出たかったなぁ。

練習期間はいろんな艇に乗ってたと思います。あんまし記憶ない

東北戦は新人女子付きクォが東北大に勝ちましたね。なんだか複雑な気持ちでした。自分が選考で落ちた艇が勝つってうれしいけど悔しかったんだと思います。次選考ある時は絶対乗りたいなと思いました。

東北戦でのお気に入りの1枚

手前河田(1)、奥福政さん(5)

 

東北戦終わった後、お風呂に行くときに久我さんに声かけてもらったのすごい覚えてます。

いま考えれば久我さんもけがとかで大変だったんじゃないでしょうか。ほんとにありがたかった

 

帰ってきて授業、テスト、ボートに振り回されながら合間をぬって友達と富良野行ったり、海に自転車で行ったりしてましたね。なつかしい。

富良野でどうしても食べたかったラベンダーソフト

 

左筆者、右福政さん(5)

ロードバイクの福政さんにママチャリでついていった入江もいます。時速30キロくらいは出てた。入江すごい

 

新トレと新人で花火見に行ったりもしましたね。そのまま豊枝さんと茨戸に夕入りしたこともあったなぁ。

左奥田さん(5)、右木原(1)

 

花火を撮る豊枝さん(5)

 

7月の初めにあったインカレ選考によりインカレは付きフォアに乗ることになりました。

このときはまだインカレに対してそこまでの熱意はなかった気がします。初めてレースに出れることへのわくわくが大きかったかな

8月はボート部過ぎる生活でしたね。ほとんど茨戸に寝泊まりしていた気がします。それはそれで楽しかったですけどもっと旅行とかしてみたくもありました。うまくやればできたのかな?

それでも浜マラとかあったり、同期でちょっと出かけたり、江別までパフェ食べに連れて行ってもらったりして。なんだか内容が濃すぎてとても8月だけとは思えないほどの思い出があります。

浜マラ集合写真

永井(1)と一緒に走ったの楽しかった。

 

結構唐突な「ジェラート食べに行こ」の誘いにのってくれる同期

左木原、右永井(ともに1年) 河田もいるよ

 

パフェ大きいねって写真。奥田さんのお顔が小さいのか?

 

江別まで車に乗せてくれた船山さん(5)

若干画角が盗撮っぽいですねぇ笑

 

戸田での10日間は長いようで短かったな。ダブルエントリーして、最終日まで漕ぐことができて、1年目からすごい経験でした。先輩方のインカレに対する思いが少しわかったような気がします。5日間で5レースを経験できたのはほんとに感謝。

帰ってきて全道選手権に増田さん(3)とダブルでエントリーしました。1000mだったけど小艇のレース楽しかったです。あとこの時は生ローデビューでしたね。

さてインカレ後のお休みが終わり、新人戦に向けての練習が始まりました。付きクォに乗ることになりました。難しかったね。

女子は2年目の漕手がいないので全員1年目で挑みました。

新人戦付きクォのクルー写真

左から永井、河田、木原、筆者、関(全員1年)

クルー写真なのに顔見えてない笑

 

2年目の皆さんがいろいろ話し合っているのを見て来年これをやるのかぁ、できるかなと不安でした。大変そうだったし。でもたくさん考えて運営しているのはかっこよかった

新人戦も最終日まで漕ぎました。周りとの差がはっきりと感じられたレースでした。来年はもっと上を目指せるよね。

引退した4年目の先輩たちがついてくれていて安心感半端なかった。今の4年目の代は新人戦がなかったんだよって話をして試合のあるありがたみを感じました。

決め顔久我さん(4)

新人戦最終日前日の夜にご飯に連れて行ってもらいました

 

新人戦終わった後、木原(1)と東京観光したりもしました。せっかく北海道出たんだからどこか行かないともったいないっていう精神ですね。

雷門と上野に行きました。超急ぎ足だったけどそんなもんです。

 

新人戦後、同期から休部、退部者が目立ち始めました。いろいろ思うところがみんなありますよね。もっと同期で話さなきゃってなってた時期だったと思います。

北海道はどんどん寒くなって日が昇るのも遅くなり、冬が近づいている中の乗艇はまぁきつかった。乗艇中に霧が出てきたこともあったな。どんどん周りが見えなくなって霧の怖さを知りました。

不気味な茨戸。帰ってこれてよかった。

 

納艇作業に入って、コースロープ引きがきつかった。本当に人力なんですね。みんなで競ったり、声かけあって何とか乗り越えました。艇庫閉めるのには瀬田に行ってて参加できませんでした。今艇庫がどうなってるのか知らないんですよね。どんな感じなんだろう。

瀬田に行ったことはすでにブログに書いた通りです。いろんな刺激をもらいました。楽しかった。

瀬田から帰ってきたらもう冬練って感じでしたね。雪降る前まではまだよかったんですけど、雪降ってから朝の集合に行くのがどんどん億劫になってしまいました。意外とボート乗りたくならないなと思ってたんですけど、考えてみれば乗りたい気もしてきました。

 

最近1年目は仲いいねって先輩方には言われますが、先輩方にはかなわないと思ってます。とりあえずマネージャーの入江の存在は偉大過ぎます。入江がいなかったらここまで集まったりしてなかったんじゃないかな。個人的にはもっと外に遊びに行ったりとかしたいんだけどどうですか?

2023年の締めくくりとして(?)24日に冬練に入って初のTTがあります。じつは2週間前くらいにインフルエンザにかかって、体力戻りきってなくて不安でしかないんですけどやるしかないです。終わり良ければすべて良しですからね。

 

話があちこち飛んでしまいました。2023年の中身をさらっただけのような気もしますが考えていたこと少しは伝わったでしょうか。来年のことを考えるにはTTが邪魔して考えにくいですが、もっと彩り豊かな1年になればいいなと思っています。

それでは

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わすわす師走

2023-12-19 04:47:58 | 徒然なる

大通りのイルミネーションが目に染みる季節になりましたね。どうも一年目マネージャーのイリエッティです。書いては消えて書いては消えて三回目のトライになりました。今度こそ書ききりたいと思います。

どうやら文才がないので非常に読みにくいブログになります。ごめんなさい。文学部なのにね。

 

12月は遊びまくろうと思ってバイトと遊びで予定をパンパンにしていておいしいものを食べすぎたせいでいろいろパンパンになってまいりました。冬練期間に増量したいそこの君!健康的ではないけど秒で太れる生活ならお任せあれ!みんな風邪をひいて体重落ちがちなので防寒しっかりしましょうね。回復には食べることが一番だと思っているので食料が必要で外に出れないぐらい体調が悪いときには入江にご一報ください。ごはんもって飛んできます。

これは河田(1)の家にポトフを作って鍋ごと持っていく木原(1)

話は変わりますが冬本番になってきた気がしますね。店員さんにおすすめされた氷の上でも滑らない冬靴で毎日滑りまくってもしかして騙されたのかなと疑っています。トレセンまでの道のりはこけないように慎重に歩くととても時間がかかるので犬ぞりを導入したいですね。ハスキーかわいいし。

冬練になって部活モチベがどんどん低下していますが毎日なんだか楽しいのでこれぐらいの距離感がちょうどいいのかなとか思っちゃったりして。でもみんながでっかくなる様子をまじかで見たいなと思ってみたり。部活とのかかわりあいを考えるのにちょうどいいですね。夏は気づいたら茨戸にいて終わっていたので今は部活以外の楽しみを見つけたいです。よくよく考えたら友達と知り合いのほとんどはボート部ですし。一年生になったら友達100人できるかなとおもってたんだけどな^^ネガティブになってきたので文章はこれぐらいにしますね~

最近?の写真

ティッシュケースカーディガンの倉内さん(2)

バイク頑張る平松(1)

きゃわた(1)

ゆりさん(2)とごはんの帰りに遭遇したこれまたごはん帰りの木原(1)と玉川さん(3)

二郎系松井(1)

激エモ尾上(1)

動画の撮り方が運動会のお母さんな今井(1)

 

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実家通いの救世主 恵迪寮

2023-12-14 21:36:19 | 恵迪寮

こんにちは。10月から恵迪寮に住み始めました、1年目男子漕手の岩崎です。小樽の実家から大学に通い、朝練前夜に茨戸入りしてたあの頃の僕はもういません。
(あの頃の僕の苦悩はこちら 岩崎参上



さて、今回は恵迪寮紹介ブログです。
ボートと関係ねぇじゃん と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

僕がボート部に入る前に抱いていた最大の不安は「実家通いでもやっていけるのだろうか」でした。きっとこの不安が理由で入部を断念した新歓参加者もいたことでしょう。


実家通いであることは、ボート部に入り・続けていくことの足枷になってしまうのです。


しかし僕は約2ヶ月恵迪寮に住んで確信しました。
恵迪寮はこの足枷を外す鍵になります。

この先現れるであろう、実家通いで苦労している後輩達 と 実家通いでやっていけるか不安を感じ入部を迷う子羊たちに、恵迪寮という選択肢を提示したい。その思いで今回は筆をとりました。



あ、そこの君。今こう思いましたね?

「え〜、けいてきぃ〜? けいてきって汚くてヤバい人たちが住んでるんでしょ〜?」

って。


恵迪寮はとにかく周囲の偏見がすごい。
汚い・野蛮・入ったら体調崩す・監獄・おかしなイベントに巻き込まれる・人の住むところじゃない などなど。僕自身も、部外の愉快な友人に何度もいじられました。ぶん👊るぞ。(←野蛮)

入学前、北大卒の親戚に唯一もらった大学生活のアドバイスが「恵迪寮には近づくな」でした。どんだけやばい場所なんだと戦慄しました。懐かしい。




人間は分からないもの、理解できないものを嫌い、恐怖を覚えます。皆さんが恵迪を敬遠するのもだいたいこのせいと言っていいでしょう。

僕は実際に住んでみて恵迪寮に対して抱いていた偏見がなくなり良いところ悪いところの両方を中立の立場から見られるようになりました。


結論から言って、恵迪は魅力いっぱいの素晴らしい寮です。あなたの持つ偏見だけで お家選びの選択肢から外すには惜しい所です。


このブログを読んでもらえば、恵迪を知り、理解してもらえると思います。きっと見方が変わります。

その上で恵迪を判断してみてください。




前置きが長くなりました。でもここからも長いですよ。写真や図を交えて分かりやすい説明を心掛けます。最後まで読んでいただけたらとても嬉しいです。
実家通いは問答無用で読みなさい。

それでは、恵迪寮実態報告スタート!!!





[目次]

1 , 恵迪寮とは
2 , 恵迪寮の構造・設備
     a , 大まかな構造
     b , 「部屋」
     c , 個室形態・複数形態
     d , 共用設備
     e , 居室設備
      f , 女子の居住
3 , ボート部が恵迪寮に入るメリット
4 , デメリット
5 , 入寮について
6 , 最後に





1 , 恵迪寮とは

恵迪寮は北海道大学の学生寮の1つです。100年以上の歴史を持つ伝統ある自治寮で、現在は約400名ほどの寮生がいます。
自治寮とは、文字通り学生自ら統治・運営を行う寮のことです。寮生から「恵迪寮自治会執行委員会」が半年に一度結成され、彼らが中心となり寮を運営します。
執行委員会の独裁ではなく、各部屋(後述 2-b)の意見も聞き入れ、部屋の代表者をあつめて民主的に議決してすすめてるみたいです。意外とちゃんとしてるのよ〜。

執行委員がどのように決まるのか僕は知りませんが、主に複数形態部屋(後述 2-c)の人たちがやっています。(やりたくなければやらなくて済むはずなので心配無用。)



2 , 恵迪寮の構造・設備

a , 大まかな構造

恵迪寮は、中心の 共用棟 と A〜Fの6つの棟 により構成されます。A〜F棟は5階まであり、ワンフロアに居室が20あります。




真ん中の六角形が共用棟、そこから伸びてる6つがA〜F棟です。
6つの棟はすべて共用棟と繋がっており、たいてい 正面玄関⇄共用棟⇄各棟 と移動します。

かの有名な網走監獄につくりがそっくりだとよく言われます。気になる人は調べてみてください。


b , 「部屋」

恵迪寮は10居室で1つのブロックをつくっており、これを「部屋」と呼んでいます。one room を指す 部屋 とは異なる完全恵迪用語です。区別するために、このブログでは ブロックの単位を「部屋」、 one room を「居室」と表記します。
ワンフロアに20居室、2部屋ということですね。

↓ある棟のワンフロア。薄いオレンジで囲まれている部分がそれぞれ1つの部屋。

c , 個室形態・複数形態

恵迪寮には2つの部屋形態があります。
1つ目は、1人1居室を利用する個室形態。僕はこれです。居室1つを好きに使い、共用設備を部屋の皆で使います。
2つ目は、いくつかの居室に寝部屋・勉強部屋・物置部屋などの役割を与え、それらを複数人で利用する複数形態。同じ空間で寝て、同じ空間で勉強する部屋形態です。プライベートはなさそうだけど、最高に青春してるみたいです。


個室形態はイベント任意参加です。全く強制されません。恵迪生のトレードマークである赤ふん(赤ふんどし)も、持っていない人が大半だと思います。

複数形態は、寮の運営をしたりイベントを催したりと、かなり寮行事に積極的です。10月の寮祭期間は特に忙しそうにしてました。僕が朝茨戸に向かう3:30ごろにまだ作業してる日もありました。
テレビやSNSで取り上げられたり、赤ふんどしで奇妙な騒ぎ方をしてるのは主に複数形態の人たちです。僕はそこも好きですよ。

ボート部は朝型生活をしているのに対し、複数形態は夜型生活をしています。また、10月の寮祭期間はボート部の新人戦練習期間ともろに被ってしまいます。以上を考慮して、ボート部には個室形態での入寮をオススメします。


d , 共用設備

部屋ごとに、個室トイレ2つ、洗面台2つ、洗濯機1つ、キッチン1つがついています。浴室は各棟の一階に1つあります。

 

 

トイレ。ちゃんと二つとも洋式で水洗。右は立ち小便専用として使用。左は戸がしまっていて中が見えないが意外と汚くない。

 

洗面台と洗濯機。鏡の前のあれやこれやは誰のなんだか。

 

キッチン。広くて使いやすい。多分うちの部屋のキッチンはきれいな方。コンロは4口もあるからいつでも使える。冷蔵庫・炊飯器・食器・調理器具・調味料 すべて共用。

 

お風呂。シャワー6つと浴槽1つ。掃除は週一。田舎の小汚い銭湯だと思えば快適。

↓脱衣所



また、ワンフロアに1つ「いべや」と呼ばれる居室があります。いべやは、フロアの住人が集まって遊ぶ場所です。テレビ、ビデオゲーム、ボードゲーム、漫画など、娯楽が集まる楽しい場所です。壁をぶち抜いて作るので2居室分の広さがあります。

 

僕の部屋の廊下はこんな感じです。居室内は狭いので、靴は皆廊下に置きっぱなし。

 

ちなみに複数形態の廊下はこんな感じ。

僕の棟の一階がこの部屋だから毎日必ずここを通ります。たしかに散らかってるけど、通るだけならまぁいいか と3日で慣れました。

ここを通るのが生理的に無理って人は恵迪はやめといたほうがいいです。



 


e , 居室設備


居室の設備を紹介します。
・広さは約五畳(358cm×230cm)
・ベッド、机、椅子、棚、カーテンのみ備え付き
・Wi-Fiは¥1,050/月で利用可能
・コンセント4口
・エアコン無し
・暖房はパネルヒーターのみ(使い方難しいし、使えない居室もあるとか無いとか)
・鍵付き
・窓は二重で網戸付き(居室によってはツタが絡まってて窓の開け閉めが困難なところもあるかも)
・ハンガーかけれるから洗濯物は居室内に干せる
・壁薄め
・⚠️居室によってかなり個体差ある。入寮時に色々居室見せてもらって選べるから、その時は慎重に。






f , 女子の居住

恵迪寮には女子寮生も沢山います。女子は男子と「部屋」が分けられています。棟やフロアで分けるのではなく、「部屋」で分けているはずです。たしかね。
女子風呂も恵迪内のどこかにちゃんとあります。女性も問題なく生活できるので安心してください。


曖昧な知識が多くてすみません。住んでもなお未知なんですよね。住んでる期間が短いのもありますが、探検できないのが大きいです。うっかり女子部屋に踏み込む危険があると思うと足がすくみます。それに男子部屋でさえ、その部屋の住人以外が踏み込むと目立って声をかけられるので、探検とか無理なんですよね。

僕は僕のフロアのことしか知らないので、知識・考えに偏りがあると思います。ご了承ください。でも個室形態の部屋ならどこもさほど違いはないと先輩が言ってました。

 

 

3 , 実家勢ボート部が恵迪寮に入るメリット

  • 寮費の安さ。家賃・光熱費・水道代・Wi-Fi代含め、月々約15,000円!!破格!!! 恵迪なら、 実家勢が払う通学定期代 + 数千円  程度の出費で一人暮らしできちゃうんです。ちなみに敷金礼金もありません。※光熱費・水道代は、寮全体で使った分を割り勘するので毎月変動します。冬は暖房費がかさむので諸々込みで20,000円前後らしいです。
  • しっかり休める。空きコマでふらっと帰って昼寝をしたり、ご飯を食べたり、シャワーを浴びたり、洗濯したりできます。これって実家勢の憧れだよね。図書館にこもって時間をつぶす必要はなくなります。正直言ってQOL爆上がりです。
  • 夜に茨戸に行かなくていい。毎晩茨戸までチャリを漕がなくて済むんですよ。夜、自由に過ごせるんですよ。寝泊まり用の荷物を学内で持ち歩かなくて済むんですよ。
  • 学食通わなくて済むから昼飯・晩飯代を節約できる。毎日学食だと意外とお金かかるよね。自炊ならかなり節約できちゃうぜ。
  • トレーニングセンターが近いから冬練めちゃ楽。冬は週6日トレセンで朝練です。トレセンは恵迪の隣にあり、どの居室からでも徒歩3分で着きます。他の人は20分近く歩いてくるけど恵迪なら3分です。
  • いつでも退寮できる。入寮機会は年2回だけど退寮はいつでもできます。入寮後1ヶ月以内に退寮する人も毎年いるそう。試しに入ってみて、肌に合わなきゃ即退寮・即実家でいいんです。実家勢は困ったらすぐ実家を頼れるのが強みです。




4 , デメリット

  • 前述した通り周囲から多少の偏見あり。
  • そこそこ汚い。潔癖だと無理かも。ここまでに載せた写真に拒絶反応が出るなら恵迪はやめておきましょう。
  • 壁薄い。隣の居室、上下の居室、廊下などの声が割と聞こえる。たまにうるさい。神経質な人はときどき嫌な思いするかも。
  • 友達を泊めづらい。寮生が同伴していれば性別問わず誰でも泊めてもいいが、狭くて壁も薄いので友達と集まって深夜まで楽しむのには向いていない。
  • 寮生わりとみんな夜型。ボート部とは生活リズム合わないこと多い。個室形態ならさほど困らないけどね。
  • 深夜〜早朝の時間帯にお湯が出ない。ボイラーの稼働時間が7〜22時らしいので、お湯は 7時半くらい〜26時くらい(後ろはけっこう前後するみたい)までしか出ません。僕は先日24:40頃にシャワーを浴びていたらだんだん冷水になっていきました。体の芯までカッチコチになりました。でもまぁボート部は早寝早起き即茨戸なので、あんまり関係ないはず。
  • 夏めっちゃ暑いらしい。僕は10月入寮だから未体験だが、半端ない暑さらしい。なるべく居室に居ないようにしてたと先輩から聞きました。来年はスポットクーラー買おうかな。
  • 自炊しなきゃいけない。これは恵迪とかあんまり関係ないですね。 ハードル高く感じるけど、レトルトの味噌汁とか冷凍の唐揚げ・餃子とかに頼れば意外と楽勝です。
    食に関して付け加えておくと、スペシャル(通称 スペ)というものが、毎週日曜夜と寮祭期間中150〜250円で買えます。大盛ごはんを平らげれるくらいのおかずです。毎回メニューは変わります。フロア皆でいべやに集まって食べたり、共用棟で食べたりします。これも参加は自由です。恵迪HPによればエッセン、食堂なるものもあるらしいですがこの2つは食べたことないです。おそらく複数形態の人たちのみの文化です。


5 , 入寮について

入寮チャンスは、春と秋の2回です。
春はたくさんの新入生が申し込むため倍率は1倍をこえます。
倍率が1倍を超えると、より支援を必要としている学生が優先されます。具体的には、
1,親の収入が少ないほど
2,家族状況が大変なほど
3,自宅から札幌キャンパスまでの距離が遠いほど
入寮しやすいです。
北海道大学学生寮入寮案内- 恵迪寮- 令和5(2023)年度版 p19~20参照)

秋は1倍を超えることはまずありません。今年は男女合わせて110名の枠がありましたが、実際に入寮したのは僕含め5人です。たぶん秋入寮(正式には「中途補充」)は存在をあまり知られていません。

だからこそ秋が狙い目です。たぶん申し込めば誰でも入寮できます。

 

中途補充の申し込み時期は大体 8月中旬~9月上旬 です。今年は8/18〜9/5、去年は8/19〜9/6でした。親の源泉徴収の写しなど色々準備が必要なので早めに動くべし。X(旧Twitter)とインスタで恵迪寮アカウントをフォローしておくと良いでしょう。時期になれば案内が流れてくるはずです。

一応今年の中途補充の案内も載せておきます。こちら。毎年大きな変更は無いので参考にはなると思います。



6 , 最後に

どうでしょうか。ちゃんと説明できた自信はあまり無いのですが、恵迪をなんとなく理解していただけたでしょうか。

理解した上で、「やっぱりここには住みたくない!」と感じたならそれはそれでOKです。僕はただ、恵迪という選択肢を知らないまま4年間を終えて欲しくなかったのです。

僕は、この秋に恵迪寮に入る という選択をしたことが最善だったと強く感じ、この選択をできた自分を誇っています。それほどまでに恵迪はメリットが大きく、おかげで生活が劇的に楽になりました。

これを未来の実家勢に伝えない訳にはいかないという強い使命感にかられ、気づけばこんな長文を書いていました。長々と読んでいただきありがとうございました!

気になった人はぜひ入寮案内新歓パンフレット恵迪寮ホームページを見てみてください。





それでは実家勢の皆さんに一言。



 

 




恵迪へ来い、さすれば救われる。



 





恵迪とは関係のない話をひとつ。

数日後、田中隆真(1)が自己紹介ブログをあげます。
彼は、東北戦後いちど部をやめ、ボートから離れていました。

 

しかし冬練から復帰!!!!!!おかえりたかまさ!!!!!!!!!!!!!🥳🥳

 

🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉

茨戸で彼の帰りを待っていたはずが、気づけば僕は恵迪暮らしになり、恵迪の隣のトレセンで彼と再会を果たしました。

ボートのこともそれ以外のことも熱く話せる最高の仲間の帰還です。本当によく帰ってきてくれた。来シーズンまた一緒に漕げるのが嬉しいし待ち遠しいよ。

7,8月に行われた1年目自己紹介ブログリレー、思いがけないアンカーです。お楽しみに😁

 
 
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