北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

匠の日記9 I'm just a dreamer①

2023-08-29 10:43:00 | 日記

こんにちは。3年目漕手の安永匠です。

7DAYS OUT。

インカレまで残り一週間となりました。いよいよ本番を迎えるに当たって、気持ちはいつも以上に緊張しています。レースはいつだって緊張しますが、それに加えてA決勝という新しい景色への挑戦が僕自身に更にプレッシャーを与えている気がします。プレッシャーに押しつぶされないように、そして戸田の雰囲気に飲まれないように、いつも通りを心がけ、必ずA決勝の舞台に上り詰めて見せます。

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匠の日記、1ヶ月以上更新していませんでしたね。実は、インカレ後にどうせまた振り返りをするだろうし、その時に思う存分ブログを書けばいいやと思っていました。でも、やっぱり新鮮な気持ちは新鮮なうちに文章に残しておくべきだと思い、久々にブログを書いている次第です。

まず、自分の直面する課題について。

あの新人戦の敗戦以来、僕は自分の殻に閉じこもってもがき苦しむことが多くなったと感じています。殻に閉じこもった結果、周囲と自分とを比較し、自分は出来ていないと落ち込み、さらに殻にこもってしまう、そんなことの繰り返しでした。その中で僕は、自分にとって一番身近で大切な人間を誤解し、信じることが出来なくなり、苛立ちを覚えるようになっていました。この矛盾した現象は、自分でもよく分かっていましたが、解決しようとはせずモヤモヤを残したままになり、結局それが今回のインカレクルーに良くない影響を与えてしまっていました。

ざっくりし過ぎて何を言ってるか分からないと思いますが、ここで詳しくは述べません。ただ、インカレA決勝を目指し、更に来年はもっとその上を目指すに当たって、このまま殻にこもりっぱなしの自分ではいけない、と強く感じました。

僕は自分に対して、どうすれば自分の殻に閉じこもることを辞めることが出来るのだろうか?と疑問投げかけました。これについては、或るコーチの方とお話ししたときに気付かされたのですが、結局「話すこと」に尽きるのだという結論を得ました。僕は単純なことを複雑化することが得意な人間です。簡単に自分の世界に入ってしまいます。こんな自分を全く別の人間に変えることは出来ませんが、人間である以上は「話す」ことは可能だということです。ボート部には沢山の「人間」がいます。最近思うのですが、誰一人として「コイツとクッソ相性良いなあ」と思う人はいません笑。。それは僕自身が面倒くさい人間だということもあるのですが、ボート部にいて、同じ時間を長く過ごすに当たって、「コイツとはココが合わないな」という所が見えやすくなるからです。みんな違ってみんな良いはずと頭では分かっていても、その違いを自分のなかでモヤモヤさせたままにしておくと、どんどん信頼はなくなり、疑念に変わっていきます。喧嘩してでも、定期的にしっかりコミュニケーションを取ること。これが僕には足りていなかったことだと思います。

まずは身近な人間から勇気をもって「話す」ことにしよう。そう考えることで、少しずつ自分の中では前向きになれています。

 

続いては、自分のボート部に於ける存在意義について。

三年目で来シーズンに向けたミーティングを重ねる中で、自分はこのボート部にとってどういう存在であるべきなのか、と言う疑問をずっと抱いていました。正直僕は誰がキャプテンになってもいいと思うくらいに、全員に責任感があり、主体性があると感じています。それにも関わらず、僕は、究極の責任感、義務感、主体性があるわけではないのに、このままだと来年のボート部を引っ張る中心的存在になってしまう。どうすれば良いんだ?!そんな感じです。今のところ、その答えは今模索中で、インカレを終えてから改めて書こうと思います。

振り返れば、コロナで苦しくてオンライントレーニングに明け暮れていたときも、エルゴが辛い冬練を過ごしていたときも、シングルが全然上手くならなくて高校生に負けた時も、確実に「これは出来るようになっている」「前回より成長している」という実感があったからこそ今までボートを続けられてこれたのだと思います。そして、じゃあこのまま成長し続けたらどこまで行けるんだろう?オリンピックも夢じゃないのかな??という次のフェーズに移行している段階が今の自分であると言えます。例えるなら、ちょうどサッカー少年がリフティングを覚え、メッシやクリロナに憧れるようなそんな段階に来ているのです。そう考えると、まだまだ先は長いですね。。結局の所、今の自分はただのDreamer、夢追い人でしか無いんです

では、僕の夢は何かというと、ボートの世界選手権に出ることです。リアリティはゼロです。卓球しかやって来なかったようなポンコツ大学生漕手ですから。でも、ボートで日本一を目指す、世界で闘うといった目標を掲げ、競技に没頭し、僕たちに多大なる活力を与えてくれる存在に心の奥底から尊敬の念を抱くと同時に、憧れを感じ、自分もどんな形でも良いからそうなりたいと願っています。そのためにまずは日本一を取りたいですね。

 

TOKYO2020オリンピックで優勝したニュージーランド8+クルー(https://www.nippon.com/en/news/reu20210730KBN2F005V/)

 

夢を追うなんて、子供みたいだよな。

 

そんな意見もあると思います。が、子供みたいでも、自分の夢を示し続け、自分にある意味プレッシャーを与え、それを成長のバネにすることが、自分にとっても他人にとっても良いことなんじゃないかなと今では考えています。そしてDreamerであることが僕のボート部における存在意義なのかな?なんて考えたりしています。

 

こんなところで、今日のブログは終わろうと思います。

まずは目先にあるインカレに向けて全力を出します!

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大変長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。OB,OGの皆さん、そしてご家族の皆さんへ、インカレに出漕する全ての北大クルー、そしてそれを全力で支えてくれるスタッフへの応援を宜しくお願い致します。

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