インカレもついに最終日。4年生たちの現役最後の日です。
お久しぶりです、4年マネの吉川(ジャガー)です。みんながとっくに寝静まった後のまっくらな部屋の中でこれを書いています。大会期間中、たくさんの応援と溢れんばかりの差し入れをありがとうございました。お米不足の中、数多くのOB・OGの方々、及び部員のご家族の皆様にご支援いただき、エッセンのみならず補食のおにぎりも十分に賄えるほどのお米が手に入りました。この場を借りまして、御礼申し上げます。
公民館での合宿は、僕は2回目の経験となります。スタッフをまとめる立場として、やはり役割分担を考えたり、それぞれの動きのスケジュール調整にはかなりの苦労を要しました。ボートコースからは距離があり車での送迎が必須なため、それの運転も私が担っているため、この大会遠征は正直、体力的に相当しんどかったです。
この遠征が始まる当日の朝まで、研究機関のインターンシップ(学部の必修科目)に参加していたため、最初の集合の時点で既に疲労困憊な状態でした。そこから毎日、日中は休みなしで動き続け、消灯後もスケジュール調整に一人苦難する日々が続いて、一刻もはやく投げ出したい気分でした。
LINEのアルバムにはみんなの楽しげな写真がたくさん投稿されますが、僕は内心この遠征がぜんぜん楽しいとは思えず、アルバムはもちろんSNSもブログも開く気にはなれませんでした。余計にしんどさを感じるからです。それでも、これで最後だから、という気持ちでごり押しました。
引退試合だってのに、ボート部員として最後の思い出を作れる貴重な機会だってのに。
疲れた、しか出てこない。
楽しくないの?
わかんない。
けど、そんな闇に塗れた感情が、あるもので払拭されました。
最初に伴走したのは女子クォドルプルのレースだったかな。一緒に伴走していたゆきちゃんから、こんなことを教えてもらいました。
「安永がジャガーに向けてブログ書いてるよ〜まだ見てないの?レース始まる前に見ときなよ〜」
先日投稿されたこのブログのことです
「必ず、結果で恩返しをする」
やば。
嬉しい、、
自分の中では 苦しさが勝っていたありとあらゆるボート部でのお仕事が誰かの役に立っていて、感謝されている。目標の達成へと繋がっている。
なんだか、疲れがごっそり取れた気がする。取れたというか、まだいくらでも頑張れる気分、が近いか。
どんなにしんどくても、どんなに孤独でも、勝利のために全身全霊を尽くす原動力となりました。
それとは別に、後谷会館に宿泊している1年生男子たちからは、こんな動画が送られてきました
「ジャガーさん、エッセンありがとうございました」
いまは疲労に押し潰された顔しかできないかもしれない。
けど、
そう言ってくれてありがとう
入部から半年程度しかたっていないのに、すごく体格もよくなって、ブレードワークも揃ってきて、艇速もぐんぐん速くなっていって、オアズマンの風格も身にまとってきて、感謝の気持ちを素直に伝えられるようになって。
絶対に、きみらは強くなれる。未来がとても楽しみ。
本当に、入部してくれてありがとう。
スタッフは働いてナンボ。
先輩スタッフの誰かがそうブログに書いてたような。本当にそうだと思う。
僕がいままでやってきたことが、少しでもこのボート部が良くなる方向へ進めることができたかな。
自分ができることは全力で尽くしてきたつもり。
千里。
北大が、強豪相手に差せるかどうか。追い抜かれそうになって艇の動きを変えるとき。主導者は千里だよ
いつも、みんなを笑わせる天才。ワードセンスの鋭さと多様さにはいつも驚かされる。好き放題暴れることができるのは北大ボート部だけじゃない。
戸田で、全国から集結した選手たちの前で、やりたい放題 暴れ散らかせ。
安永。
代替わり当初は、さんざん主将に向いてないだの、モラハラ気質だの、いろんなイジられ方をされてたね。
1年生のときは、この代はだれがリードしてくれるんだろう、と思っていたけど。安永が残ってくれて、主将として4年めを、ボート部を引っ張る存在になってくれて本当によかった。
常に自分自身にストイックで、仲間への感謝も、叱咤激励も。間違いなく、安永のおかげで北大のチーム力は去年よりももっと強固になった。
これだけの努力の末待っているものはぜったいにメダルだから。自分を信じて、ひたすら突き進め。
小林。
あまりにもアウェー感あったかな。千里、安永、まさすけという 魏呉蜀みたいな存在に振り回されなかった?
2年も漕歴違うはずなのに、フォアのエンジンとして毎回 力強く引っ張っていってくれてる。
先輩たちの引退試合か、、違う緊張も追加された、、とか思っちゃうかな。大丈夫。
いつも通り、練習で掴んだ"いい感覚"を思い出して、1本1本丁寧に再現していこう。
まさすけ。
結局、まさすけが何をいつも考えているのか、どんなやつなのか4年かかっても分からなかった。
けど、誰よりも自信に満ち溢れているし、誰よりもたくさん練習し、毎回本気で取り組んでいるし、 このクルーをもっと良くしたい、と考えることのできる やつだと思う
上からな文字面になったけど、レース中のまさすけの言葉次第で、フォアが艇速を上げられるか、そのままか、明暗が分かれると思う。
誰よりもボートに向き合ってきたんだから、まさすけが思ったこと、言ったことが 誰のものよりも一番正しいはず。そうだろ。
後ろから叫んで3人をしばいて、他校に差せ。
納谷。
今年は体調がどうしても良くならなくて、本当にしんどかったよね。納谷の心労は計り知れない。主務として、ボート部のあらゆる部分に目を向け常にその進捗を把握して。COXとして、漕手の能力を最大限に発揮できるような言葉を、レース中のその時の状況から瞬時に判断して言語化して。
本当に、とてつもない仕事量。本当にお疲れ様。ありがとう。
うまくできてるか分からんけど、この大会遠征中は レース以外のことで負担をかけないように 僕がやれることはすべて引き受けてきたつもりです
4年め男子は面倒くさいやつしかいなかったと思う。それぞれが違う主張をしていたとしても、全員が共通で持っているのは「絶対に勝ちたい」という気持ち。
納谷のコールは、3人+1人が根底に持っている、その気持ちを引き出す唯一無二の存在です。
ゴールラインまで、4人が思いっきり力を出せるように、熱いコールを期待してます
伴走車の真後ろについて伴チャして、歓声を浴びながら最後の2,000mを漕ぎ切る瞬間をぜったいに見届けるから。
今日は、他校の選手たちにうざいと思われるくらい叫ぶ日になるだろう。
もしかしたら、思いっきり攻撃を喰らう日になるかもしれない。
どうなろうと、今日は もうこれからの人生で二度と訪れない、ぜったい譲れない大事な一日。
玉川も
大向も
増田も。
4年め全員で、応援しよう。
もちろん、3年生も、2年生も1年生も院生も、OB・OGさんも、保護者のみなさまも。
北大ボート部 現役としての残機 1。
北海道大学
男子舵手つきフォアの
OX盾エイトの
大勝利を期して