北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

朗員句

2022-10-25 21:36:57 | 日記

1年スタッフ・コックスの倉内です。

 

夏休みから新人戦にかけては、来年はこうなるんだと思いながらずっと納谷さん(2)を眺めていました。

 

夏休みはフォア、納谷さんが国体に行っていた時期は新人エイトに乗らせて頂きました。正直自分にコックスの才能があるとは思えませんでした。運とか感覚ばかりを頼ってなんとなくここまで生きてきたツケが回ってきました。いくら自分のことは大好きでも、コックスとしての自分はつい卑下しがちでした。この状況にかなり苦戦しました。結構体力使いました。運だけに頼らない生き方を知りました。人生変わった。ボートがなければ私は大事なことに気づくのが遅かったかもしれない。成長痛、痛すぎるが気持ち良い。

コックスをやって徐々に人間性も磨かれてきました。毎日毎日コックスとしてあるべき人間性を考える日々。トップクルーのコックスはどれだけ人格者なんだろう。吹奏楽をやっていた頃も、人柄は音に出るとか言われたことがありました。つまりそういうものは、色んな場面で少しずつ現れているということですね。今楽器を吹いたら、昔求めていた音が出せるようになっているかもしれない。

サクシュコトニ川より浅かった私の人生が、深くなってきた。当たり前だろう、運を頼って生きたいなら、違う方のボートやってればいいんだから。

↑新人戦戸田入り初日に陸監したときに拾いました。運で無双できる方のボート。私がやりたいのは。違うでしょ。

ところで、北大を流れるサクシュコトニ川がどれくらい浅いか知っていますか。

底が見えるほど浅いです。夏休み中にゆりちゃんとヤナギサンと見に行きました。本当に浅いです。微生物レガッタくらいはできるんじゃないか。

 

 

 

 

 

ここでタイトルを回収。今日は、“朗員句”の“朗”。

曇りなく澄んで、明るい。
気持ちが明るく、わだかまりがない。
声がはっきりとしていて、よく通る。

(出典『コトバンク』)

 

コックスに必要不可欠な漢字です。

 

曇りなく澄んで、明るい。

澄み具合がやや足りていません。私の内面はまるで東南アジアの孤島、突然の大雨、突風、落雷、下降志向。私を漕ぐシングルスカラーは500人ほど行方不明になっていることでしょう。子供っぽくて昔から嫌いな自分の一面です。

目指すは常春気候。標高を上げる必要があります。奥田さん(4)はまさに常春気候だと思います。奥田さんと喋るたびポカポカしてきます。奥田さんみたいになりたいよー。

明るさは十分だと思います。

 

気持ちが明るく、わだかまりがない。

小さなことではクヨクヨしないタイプですが、人間少しのわだかまりがない日なんてあるのでしょうか。課題に追われていても、失恋しても、朝鏡に映る自分の顔が絶望的に不細工でも、常にオプティミスティックにコックスができたら、“本物”だよな。上質なコミュニケーションは、気持ちを明るくしてわだかまりを取り除く薬です。クルーや仲間はもちろん、身近な人とのコミュニケーションが本当に重要。これを大事にしていきたい。

 

声がはっきりとしていて、よく通る。

吹奏楽やっててよかった。これは大丈夫だと思います。吹奏楽は大体どこの団体も返事や挨拶、掛け声がすごいんです。ボートももっとみんなで声出そうよ。

 

 

 

 

次の練習からはM8+に乗る予定です!朗らかにいこうと思います。また成長させてもらいます。とくに整調に。

 

 

イージーオール。イージー。

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新人戦 w1× 結果のご報告

2022-10-25 21:01:00 | 大会

こんばんは。

全日本新人にw1×で出させてもらいました、2年目漕手玉川です。


以前ブログで新人戦の意気込みを書いてたぶんそれを見ていてくれた方もいるので、結果もブログで報告します。

見ていてくれた方、ありがとうございました。



千里(2)かブログで言っていたような、自己卑下文章をしたためてました。なんだか先読みされているみたいでこわいです。

危なくネガティブワールド全開ブログをそのまま投稿するところでした。千里ありがとう。




ということで、結果に入ります。




◯予選4着(ビリ)9:07 

◯敗復3着(ビリ)8:57

で終わりました。あまちゃんですね。




目標は、準決勝と8:30でした。



準決勝どころか誰にも勝てませんでした。





今回の新人戦で


良かったところは

夢みたいな目標を掲げ、そこに対してしっかり気持ちも乗っていたところ。


よくなかったところは

夢を夢のまま終わらせてしまい、近付けなかったところです。

何もかもが足りなかった。情けないです。




冬練で逃げたくなるような時は、


敗復の組み合わせを見た時、到底8:30には届かないラップを映し出すGPS、敗復で2人分のブザーを聞いてもなお漕いでいた時、敗復後の帰艇を手伝ってくれた一年目スタッフの顔、船揚げて珠美さんがおつかれさまって言ってくれた時

 


いろんな瞬間の気持ちを思い出そうと思います。




人の顔見て、ごめんなさいでいっぱいになんてなりたくないですね。




うまくなって速くなって強くなります。





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新人戦を終えて①

2022-10-25 16:37:28 | 大会

 

2年目COXの納谷です。


新人戦が終わり、札幌に戻ってきました。

 

オッ盾が終わってからずっと突き進み続けた中で、いろんなことを思いました。
たぶん1回のブログじゃ書き終わらないので、何回かに分けて書かせてください。

 

 

 

 


まず、8+とレースについて。


予選、敗復、準決勝と3回レースをすることができました。
当初掲げた目標は、準決勝進出です。
かなり渋いのではないか、でもやれるだけやりたい、そんな雰囲気で決めました。
上野さん(5)とも、何度も渋い話をしていました。

 

敗復が終わったときは、喜びよりも準決勝に対するわくわくでいっぱいでした。

 

予選は緊張してました。敗復は落ち着いてました。準決勝は一番心躍ってました。

 


決勝に進んだクルーとの実力の差を感じました。涙が出てきて、自分はこんなに強い思いをもっていたのか、こんなに悔しいと思える人間だったのかとびっくりしました。

今は、この差を埋めるにはどうしたらいいのか、あの中で勝つために自分に必要なものはなんだろうか、順位をつけたときはどんな気持ちになれるのか、そんなことを考えてわくわくしています。

 


これまで、私が部活を続けてきたモチベーションは人でした。この人みたいになりたい、と思える先輩方がたくさんいて、あとは特になにも考えずに自分に求められることを頑張っていました。入部のときもそんな感じでした。
もちろん適当な気持ちで乗艇したことは1回もないし、自分が精いっぱい努力してきた自信もあります。でも、なんでCOX続けてるのと聞かれたら、この部活にとって私が続けるのがベストだと思うから、とか言ってた気がします。

 

引退された先輩方が具体的な目標を掲げていたと知って、同期もどんどん熱くなってきて、自分はそれでいいのかとちょっと悩みました。
でも私はこれまで勝負事に関して気弱な人間だったので、自分にそのスタイルは無理だろうなと半分諦めていました。

 


でも今は、いつか絶対に順位をつけたいという強い気持ちがあります。
自分がこんな気持ちを持てていることに、1番自分がわくわくしています。
ここからどんどん飛躍して、ものすごいCOXになっちゃったらどうしようかと浮かれています。

 

 


そしてもう一つ、
速いクルー=強いクルーとは限らないこと、戦略・調整・クルーづくり全てが盤石でないと勝ち上がれないこと、頭でしかわかっていなかったことを肌で感じました。

 

COXは、その「強さ」のところが問われるのでしょう。

 

私にはまだ全然足りません。コーチの力なしには、私だけではクルーを導くことはできなかったと思います。
もちろんコーチは必要不可欠だしどんどん頼るべきだけど、もっと自分の強さや貢献にも自信を持てるようになりたいです。

 

 


大きな収穫がありました。
新人戦に出場させてくれたすべての方に感謝です。

 

 

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個人的に、今回のクルーづくりではクルー、特に1年目から自発的な発言と行動を引き出すことを意識していました。
1年生はとても頼もしくなったと思います。おそらく私がそんなことを意識しなくても頼もしくなったでしょう。

小方は立派に整調を務めたし、池田はクルー全体のことを見てたくさん発言するようになって、山田は漕ぎも成長したし声出しがすごくてコールの相棒みたいでした。
瑞岩は飛躍的に集中力が上がりました。地味にこれが一番嬉しいかもしれません。
金谷は私が酷使するせいで方向修正のプロになり、細かすぎる指示でもばっちりな優秀な2番になりました。
高森はどんどん帰艇も上手くなるし声を出して皆を鼓舞してくれて、このクルーに不可欠な頼れるバウでした。
大熊はほぼ一緒に乗れませんでしたが、スカルもエルゴも、商大でのエイトも頑張ってました。いつか同じ船に乗りたいです。

 


現役部員の中では1番、1年目を見て、1年目について考えてきた自信があります。
私自身も何度も1年生に助けられ、成長させてもらいました。

 

なんだかんだ愛着がわいてしまっています。
今後の彼らにたっぷり期待しつつ、私も負けないよう頑張ろうと思います。

 

 

 

 

つくもさん(5)、奥田さん(4)が撮ってくれました

ありがとうございます。

 

 

長くなるので、運営の話とか感謝の話とかはまた今度書こうと思います
でもたぶん、最近自分の考えを文字にしたい症候群なので近いうちに上がります

 

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最後の気まぐれスタッフ通信

2022-10-25 13:48:05 | 大会

こんにちは。
茨戸では引退したけど戸田での引退は自分自身秘かに認めていなかった4年目奥田です。
というわけで新人戦のお手伝いに行ってきました!
無事引退できたのでラストブログです。

私はエイト組と上野さん(5)、珠美(4)と後谷会館に泊まり、エッセン作ったりエイトのレースのビデオ撮ったりしてました。
毎回練習後にみんなで集まってミーティングしている姿や、アップのときにフォームの確認動作している姿、
毎日ご飯たくさん食べて疲れて寝てる姿など、見ていて新人戦にかける熱い気持ちが伝わってきました。
おかげでエッセンは作りがいがあったし、楽しかったし、レースもわくわくしながら見ていました。
春遠征で納谷ちゃんとやって楽しかった枝豆をさやから出す作業も、また納谷ちゃんと一緒にできたので大満足です。(もちろん枝豆買ったのはこのためだけではありませんよ!疲労回復のためです)

 

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さて毎回恒例の隠し撮り集です

予選でのダブル、S安永(2)、B千里(2)。このボートのスピード感が好き

 

予選終わりにオール拭いてる安永。入部時からめちゃ筋力ついたな~

 

高森(1)アップ中。バウが似合う!

 

ミーティング前、笑顔の納谷(2)。ちょいボケてる写真でもかわいいのが伝わる

 

ミーティングでレースプランとか話してるとこ。瑞岩(1)とはあんま話せる機会なかったなー..また今度!

 

予選でのエイト。このアングル好きなのでビデオ撮りながら写真も撮ってしまった

 

エイトの帰艇を手伝う柳(1)、大熊(1)、倉内(1)。

もちろん住田(1)もいます(真ん中)

伴チャしたり、ビデオ撮ったり、エッセン作ったり...1年目スタッフのみんなもお疲れ様でした

 

山田(1)。いつも笑ってるイメージある、米も山盛りにしてたね

 

写真撮ってたらこっち見てにやにやしてくる井上(2)、写真撮ってほしがるタイプ?笑

 

この後ろ姿は整調の小方(1)。会館撤収のとき掃除とか率先してやってくれて助かりました、ありがとう

 

池田(1)と千里。池田もいつもにこにこしてる ^^.  いつか千里の写真もちゃんと撮るね

 

艇きれいにしながら意見の交換中。

金谷(1)が作ってくれた、余ったお米と多めのふりかけによる大きいおにぎりはおいしくいただきました

 

西井(2)はクルーキャップとか運営とか、やること考えることたくさん、お疲れ様でした!

 

新人期間が終わっても来てくださっていた上野さんとつくもさん。

 

珠美は女子クルーをずっと見てくれていました

 

つくもさんの後ろには古田(4)。お米足りないときすぐ届けてくれてほんと助かった..

エイトのみんなで毎食20合弱はぺろりでした

 

写真にはないけどジャガー(2)も授業忙しい中途中参戦してました。

女子クルーと時間が全然合わず撮れなかったのが心残り..

 

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来年以降、みんなのレースを見るのがとても楽しみです。

ありがとうございました。

 

 

 

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Senri Kawasaki Best Moments #7 川崎千里 最高の瞬間

2022-10-25 00:53:51 | 大会

千里です。

 

いやはや、更新が遅れました。でも適当に書いても意味なかったんでちゃんと時間かけて書きました。今回は新人戦のm2xの感想しか書いてないです。また後日長めのブログをあげますね。

 

 

予選は全然ダメでした。発艇台につけたときは自分が最強という気持ちになれたんですけど、レース途中で負けが頭に入った時から集中が切れてきて、最後の方も諦めの頑張りみたいな感じでした。本番で最後踏ん張れないんじゃ、ボートやってても意味が無いと思ってマジで辞めたくなりましたね。今まで応援してくれた人に顔向けできないので。

 

このボート部で出会った人の誰の顔を思い出しても恩があります。俺を強くしてもなんのメリットもないのに、コーチたちは教えるためだけに茨戸に来てアドバイスしてくれたし、スタッフは漕手が集中できるように漕ぐ以外の事全部やってくれました。ほとんど話したことない人たちも、俺たちの勝利を願ってくれていたことはよく伝わっています。感謝してもしきれない。

 

その人たちに恥じないレースをしなければというプレッシャーはデカかったですが、最後のレースではゴールまで勝つことだけを考えて漕ぎきれたのでよかったです。競ったレースを経験できたから、もう自分の頭の中では勝利のイメージ映像が完成しています。これだけでも新人戦に出た価値があったと思う。

 

絶対最後で刺せると思ってたのでめっちゃ悔しかった。でもちょっと泣いたらだいぶスッキリしました。今回負けてもっと頑張りたいと思ったので、次はインカレの舞台でリベンジです。もしそのリベンジが果たせたら、今度は相手が俺へのリベンジを目指して努力するんでしょ。いいじゃんいいじゃん!みんなそーやって強くなんだよな!部活やってるって感じするぜ!

 

今回は遠く及びませんでしたが、目標は変わらずA決勝。今後もっと高いところを目指していくつもりです。自身も一切無くしてないです。期待しててください。

 

 

 

さて、今シーズンすべての大会が終わり、みんなはこれからどんな思いで再び部活に励んでいくんでしょうね。

 

甘かった、未熟だったと自己卑下しながら気持ちを奮い立たせるのもまあいいでしょう。でも俺はそんなマイナスな気持ちで頑張るつもりはありません。何となくで漕いでた時期も、皆で勝ちたいと思った時期も、辞めたいと思った時期も、一人勝ちしたいと思った時期も経て今の頑張りたいという気持ちがある。全部自分に必要だった気がするから、誰が何と言おうと今と今までの自分に満足してます。

 

そうだからこそ、また次の目標に向かっていけるってもんでしょうよ。ただ悔しかったから頑張るやつより、悔しくて楽しかったから頑張る俺の方が絶対強い。

 

 

 

成人してまで、勝ったとか負けたとかで一喜一憂できる人間でよかった。そして最後に勝つのは俺です。

 

これからも応援よろしくお願いします。

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