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語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【政治】不倫議員への安倍首相の対応 ~二つの見方~

2016年02月22日 | 社会
 宮崎謙介・参議院議員(当時)に女性タレントとの不倫問題が発覚した。
 宮崎は議員を辞職したが、これに関する安倍晋三・首相の対応について、二つの見方がある。

 後藤謙次は、
 <宮崎謙介の議員辞職を主導したのは安倍自身だったようだ>【注1】
と推定する。

 他方、田崎史郎によれば、
 <「育休」を宣言した後に不倫を認めて議員辞職した前衆院議員・宮崎謙介の進退問題で、谷垣は直接触ろうとせず、国対委員長・佐藤勉に対応を委ねた。/佐藤は菅や二階派会長の総務会長・二階俊博らと連絡を取り、離党に持ち込もうとした。宮崎は、妻の衆院議員・金子恵美から「議員辞職しなさい」と迫られ、妻の忠告に従った。安倍らは補選につながる議員辞職は回避し、離党にとどめる考えだった>【注2】

 後藤は、元共同通信社記者、編集局長で、『ドキュメント 平成政治史』全3巻(岩波書店、2014)もある篤実な政治コラムニストだ。
 しかし、この件については田崎のコラムのほうが断然情報量が多いし、説得力がある。
 あるいは、この違いは週刊誌と日刊新聞との、情報の鮮度の違いかもしれない。

 【注1】後藤謙次(政治コラムニスト)「不祥事、問題発言、政策不信で自民党に吹く参院選の「逆風」 ~永田町ライブ!No.280」(「週刊ダイヤモンド」2016年2月27日号)
 【注2】田崎史郎(時事通信特別解説委員)「谷垣に冷たい視線」(日本海新聞 2016年2月22日)

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