お寺のオバサンのひとりごと

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サンフランシスコ真宗寺院 その3

2019年10月17日 | 仏教
 8月末~9月始めの世界仏教婦人大会(サンフランシスコ)。
 その大会前日、佐賀教区参加者でお参りさせていただいた、サンフランシスコ仏教会(真宗寺院)でのことです。

 ご案内くださったサンフランシスコ寺院の年長の開教使(布教使・僧侶)さんが、
20年位前?)までご活躍された佐賀からの開教使さん・O師とF師のお二人のお名前を挙げられ
「素晴らしい先生方であられた。歩く真宗辞書のような方だった」と
大変、尊敬の念で語られ、参拝した佐賀教区一同、誇らしく感じ入ったことでした。

 さて、本願寺新報10月10日号に北米開教区の歴史が詳しく掲載されておりました。記事によりますと

 北米における浄土真宗本願寺派組織を「米国仏教団」(Buddhist Churches of America・略してBCA。(今回の世界大会会場で、北米のメンバー(門徒)さんは皆さんBCAのネームプレートをなさっていました)
 本部はサンフランシスコにあり、現在の寺院数は60。メンバーは、1万4千人。アメリカ本土で最古の仏教組織であり、今年、開教120周年を迎えた。
 その歴史は1人の移民の仏教青年によって始まる。
 当時、在米日本人は2万人いたが、移民者に対して、キリスト教の教育、入信勧誘があり、これを憂慮した青年が明治30年本山を訪ね、現地での仏教伝道を懇請。
 明治32年本山(西本願寺)から開教使さんが派遣され、サンフランシスコ本願寺出張所が発足。
 大正3年、教団名を「北米仏教教団」と決定。
 昭和16年の太平洋戦争開戦により、12万人の日系人が収容所におくられ、仏教会も閉鎖されたが、ユタ州の収容所に本部を置き存続。
昭和19年には名称を現在の「米国仏教団」に変更。
 開教本部を再びサンフランシスコに置けたのは、昭和29年8月。
 開教使育成や教育機関としての「米国仏教大学院」や、「浄土真宗センター」を運営。
 今年は120周年を記念して、浄土真宗インターナショナルオフィスが本部内に開設された。

とのことです。

 現在、日系3世、4世の方が大多数ですが、メンバーの3割は日系以外の方々で、法座にお参りし、熱心に仏教を学んでおられると、現地でお聞きいたしました。
  
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