先日、ある生真面目な奥様から電話をいただきました。
「娘が出産。孫のお宮参りに同行しようと思っていたら、友達から『家族が亡くなって(先頃お父様が亡くなられたので)1年経ってないのに、お祝い事に神社に行ってはいけない。1年間は、喪に服さなくてはならない』と言われたけれど、どうしたらいいのか、お寺さんにお尋ねしようと思って・・・」
私は一瞬返答に困ってから、こう答えた・・・
「すみません、私、神道に疎いので、いつまで『喪に服す』のか、わかりません。
あの~、伝統習俗としてのお宮参りを否定するつもりは毛頭ありませんが、ぜひ、お寺にも赤ちゃんの初参りにお出かけいただきたいです。
ご承知のとおり、仏教は死をケガレとは考えませんから、お寺には、喜びも悲しみも時期を選ばず、いつでも自由にお参りいただけますよ。
お嬢さんの嫁ぎ先のお寺さんにも、ぜひお参りください。『お陰様で、このたび、この子を授かりました』という、感謝のお参りです。」
生真面目な奥様は、すぐ気づかれて「ああ、そうでした。失礼なことをお尋ねしまして・・・」と、仰った。
いえいえ、ちっとも失礼なことはありません。
「初参式(しょさんしき)」をオススメするのは、ただ、「死んでから初めてお寺に来る」なんてことでは、残念なので、生まれた時から「仏道」をスタートしていただきたい、安らぎの中で、健やかに人生を歩んでいただきたい という願いからであります。
「娘が出産。孫のお宮参りに同行しようと思っていたら、友達から『家族が亡くなって(先頃お父様が亡くなられたので)1年経ってないのに、お祝い事に神社に行ってはいけない。1年間は、喪に服さなくてはならない』と言われたけれど、どうしたらいいのか、お寺さんにお尋ねしようと思って・・・」
私は一瞬返答に困ってから、こう答えた・・・
「すみません、私、神道に疎いので、いつまで『喪に服す』のか、わかりません。
あの~、伝統習俗としてのお宮参りを否定するつもりは毛頭ありませんが、ぜひ、お寺にも赤ちゃんの初参りにお出かけいただきたいです。
ご承知のとおり、仏教は死をケガレとは考えませんから、お寺には、喜びも悲しみも時期を選ばず、いつでも自由にお参りいただけますよ。
お嬢さんの嫁ぎ先のお寺さんにも、ぜひお参りください。『お陰様で、このたび、この子を授かりました』という、感謝のお参りです。」
生真面目な奥様は、すぐ気づかれて「ああ、そうでした。失礼なことをお尋ねしまして・・・」と、仰った。
いえいえ、ちっとも失礼なことはありません。
「初参式(しょさんしき)」をオススメするのは、ただ、「死んでから初めてお寺に来る」なんてことでは、残念なので、生まれた時から「仏道」をスタートしていただきたい、安らぎの中で、健やかに人生を歩んでいただきたい という願いからであります。
日常生活では、仏教と神道の考えを混同していることが結構多いのですね。
一般に、冠婚葬祭の葬だけがお寺で後は神社、って思い込みがありますが、神社でも全部やれるし、お寺でも同じなのでしょう。(冠は無理か?)
尋ねて・・・あ~!!聞いてよかったと,頷かれて! 気づかれて! お念仏にご縁をいただかれる人がまた一人・二人と本当にありがたい事です・・・。
坊守様、夏バテなさらない様。
「冠」は、今なら「成人式」でしょうか?
お寺で成人式もありますよ~
「七五三」って特別にしませんが、ある高名なご住職さんが「お寺で七五三をしてもらうように、幟を作ろうかと考えている」と仰っていましたので、今頃、そのご住職さんのお寺には幟がはためいているに違いありません。
喜びも、悲しみも、就職などの人生の転機も・・・どうぞ、ご家族揃ってお寺においでくださいませ~
そうですね。疑問に思ったことを何でも尋ねてくださるのが、うれしいです。(私なりのお答えしかできませんが・・・)
とりあえず、お寺が「葬儀」「法事」「墓参り」だけではないことをご理解いただいて、
その上、できれば「ああ、仏教っていいなあ、有り難いなあ」と味わってくださる方が増えてくだされば、こんなにうれしいことはありません。
夏バテのご心配いただき、感謝でございます。
梅雨明け早々、連日35℃近い佐賀。今からこの暑さでは、8月が恐ろしい・・・