お寺のオバサンのひとりごと

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御正忌報恩講に思う

2021年01月13日 | 仏教
 毎年の御正忌報恩講に思うこと。
親鸞聖人の時世はもちろんですが、ほんの70年前?まで、厳しい寒さの中に、灯油や電器のストーブ、エアコンも床暖房、ホットカーペットだのありませんでした。
 お寺の本堂もせいぜい火鉢で暖をとるくらいで、40年前、私が嫁に来た頃、ストーブはありましたが、まだ火鉢と炭がたくさんありました。
 今や本堂にもエアコンがあり、大型ストーブもあり、快適になっています。(でも年々参拝者は減っています)
 親鸞聖人の時世は、毛糸も、ダウンジャケットなどの暖かい衣類も、ふかふかの羽毛布団だのもありません。
 水道も温水器もありません。
 今のような病院もありませんし、麻酔の手術も頓服薬もありません。痛みなど、今よりずっと、ずっ〜と堪えなければならなかったでしょう。
 何より飢えるつらさもあったでしょう。
 また、今なら簡単に会話(通話)できることが叶わす、誤解のまま悲しい結末に至ったことも多々あったでしょう。
 現代人は夢のような恵まれた生活です。
 こんなに便利で快適な生活をしながら、反比例に忍耐力がなく、愚痴の多い私自身を恥ずかしく、申し訳なく思います。 
 
コメント
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