本願寺新報9月20日号掲載の記事です。
広島で原爆の犠牲となられた方は、日本人ばかりでなく、外国人捕虜の方(米国兵など)もたくさんおられたのですね。
先日、広島を来訪されたオバマ大統領の演説の中にも紹介された 森氏(広島在住の浄土真宗のご門徒さん)のこと、初めて知りました。
森さんは、広島で被爆、死亡された米国兵捕虜12人の記録を一人で調査され、米国のご遺族に伝えられたそうです。
行方がわからなくなった家族を心配する気持ちは、人間は皆同じ・・・と。
森さんは、現在、長崎で被爆したオランダ人捕虜の遺族を探しておられるそうです。
森さんの言葉が心にしみます。
「戦争は絶対にしてはいけない。いのちに国境も区別もない。人間のいのちは皆同じ」