お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

9月の言葉 その2

2016年09月05日 | 仏教
台風12号は、長崎に接近する頃には衰えて、何事もなく通り過ぎてゆきました。
 よかった~
 
 さて、真宗連合の法語カレンダー9月の言葉は 親鸞聖人の「正信偈」の意訳から

 一生悪を 造るとも
 弘誓に値いて 救われる


 悪いことしないし、そこそこ良い人間だなんて、うぬぼれていても、
それは、「悪」の自覚症状がないだけで、
仏さまからご覧になれば、「私」は、どこまでも自己中心的な愚かで悲しい存在でありましょう。

 また、縁によっては、事故や事件など、新聞沙汰になるようなことをしてしまうかもしれない・・・
 意図しない思いがけないことであったり、心の病であったり、認知症であったり・・・ 

 現に、取り返しがつかないことを抱えていたり、あるいは、今たまたま、平穏でも、この先、何があり、どんな病になり、何をしでかすかわからない「私」を今、生きています。

 でも、そんな「私」を丸ごと抱いてくださるのが
 阿弥陀如来です。

 阿弥陀さまの 弘誓(ぐぜい:本願、どんな人も漏らさず覚りに導き、心に楽(しあわせ)をあたえたいという仏さまの願いと誓い)を私のこころに受けて、
つらい悲しみ、苦しみの中に、もがきながらも、自分の努力ではどうしようもないことは、
あるがまま、阿弥陀さまに「おまかせ~」で、生きてゆきたい と、しみじみ味あわせていただいています。 
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