お寺のオバサンのひとりごと

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京都空襲

2016年09月02日 | 雑感
 ただ今、遅ればせながら、井上章一氏の著書「京都ぎらい」を拝読しております。
 話題になって、すぐ図書館に予約を入れたのですが、すでに、たくさん予約が入っていて、やっと手元に。

佐賀でない、京都市嵯峨育ちの著者・井上先生に、いけず言わはった?「京都人」杉本秀太郎先生には、学生時代、少々お世話になりました。その当時は、現在、文化財になっている杉本家住宅の9代目ご当主であらせられたことなど、九州の田舎者の無知な私は全く存じませんでした。
 ちなみに、現在は、杉本秀太郎先生の次女・杉本節子さんの「感謝の精進料理」(本願寺出版社)を精進料理の参考にさせていただいています。

 さて、7月に女子大の佐賀県支部の同窓会があった折、伊万里からご出席いただいた、89歳のF・T先輩(坊守としても大先輩でもいらっしゃる)が、戦時中、寮で空襲を受け、友人が怪我された話をされ、
「ん」と、頭の中に疑問符がいっぱい、 信じられない思いで拝聴。本当に驚きました

 戦争体験者の母でさえ、「奈良、京都は、歴史建造物が多いので、空襲は受けなかった
と言っていましたし、事実、京都市内で空襲があったなんて、今まで聞いたこともありませんでしたので・・・

 だから、先輩のお話も、京都市内ではなく、市外、郊外での空襲かと思いましたが・・・

 京都市内でも空襲があったのですね
 
 それも、数回、多数の死傷者も・・・。(もちろん、他の都市ほど大規模ではなかったでしょうが・・・)
 それが、報道規制で、ほとんど報道されなかったそうです。

 その第1回目の京都空襲が、先輩が体験された、京都市東山区馬町の空襲で、昭和20年1月16日深夜のこと。1月16日と言えば、親鸞聖人の祥月命日ですね。

 当時の京都女専(京都女子専門学校)の第三小松寮が被災したらしい。 ← これは、現 京都女子大のHPで調べて知りました。

 先日の佐賀支部同窓会で、記念冊子を作成しようと、同窓会会長さんが提案され、その89歳の先輩F・Tさんに学生時代の想い出の執筆を依頼されたのですが、依頼から2ヶ月足らずで、すでに原稿が会長さんの元に届いているとのこと。
 私はまだ拝読しておりませんが、おそらく、京都空襲の体験を書かれていると思います。
 先輩の思いが早く伝わるよう、冊子作りに取りかかりたいと思っております。
 
 


 
コメント
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