お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

死んだらどうなるの? その3

2010年06月10日 | 仏教
 美容室での会話の続きです。

 私たちは、自分中心の見方(自分の価値観や感性)で物を見て、いつも自分の考え方が正しいと思うから、苦しみや怒りが増す。
その自分中心の思いからワープしたのが、仏さま なんだ

 などと言う私の話を聞いていた美容師さんがこう言った。

 「浄土真宗ですか
 「えっ、はい、そうです。お若いのに、お詳しいですね」と私。
 「R高校に行っていたもので・・・親鸞聖人でしたよね
 「そうです。何だ、それじゃ、仏教のお話聞かれたことがあるんだ~」
 「いや、ちゃんと聞いてなかったから、何もわかっちゃいないんですよ。登下校時、(本尊のある)講堂にお辞儀するのも面倒くさいと思っていたくらいですから・・・」

 続けて、彼は言った。
 「お客さんに、いろいろな宗教の方がおられて、それぞれ話を聞くんですけど、それぞれ全然違うことを言われます。でも、いろいろな話を聞くけど・・・何だか、仏教が一番奥深いように思います」

 まあ、私がお寺の者とわかっての、リップサービスなのかもしれませんが、
チャラ男で口先だけ機嫌をとるタイプとは違う、物静かな青年なので、それが彼の本心だったのだと、素直に受けとめています。

 そして、ご本人は高校時代、聞く気はなかったと仰っていたけれど、仏教の話が耳に残っていたからこそ、私は、一言も「阿弥陀如来」や「南無阿弥陀仏」と言っていないのに、私が浄土真宗の寺の者と見破ったのだと思っています。
 

 
コメント
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