お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

キッズサンガ その2

2010年06月16日 | 仏教
 「キッズサンガ」について、講演で聴かせていただいたことのご紹介です。

 「キッズ」は、日本では、響きが可愛いので、結構、普通に「子ども達」の意味で使われていますが、
 英語では「子ども達」という俗語、それも「悪ガキ」の意味だそうで・・・       英語圏の真宗門徒さんから「何で『キッズサンガ』なんて名前をつけるんだ」というクレームがあったそうです。

 でも、真宗門徒にとって、私が、仏さまに相対した時の自覚は「悪人」
つまり、仏さまが、私をご覧になれば、
私は、仏さまに背いてばかりの「悪ガキ」(キッズ)そのもの・・・

と、聞き、
 「う~ん、キッズに遠く、年を重ねたオバサンの私も、なるほど『悪ガキ』そのもの 全くその通りだ」と納得いたしました。

 「キッズサンガ」は、子どもの行事をする 行事名 ではなく
           子どもの行事をする 団体名 でもない

 お寺で、単に、住職、坊守だけが頑張って、子どもの行事イベントを増やす ということでもなく
 年代を超えて、子や孫に・・・自分に子どもがいなくても、後の世代に、
仏の教え(人が心豊かに生きるため、指針となる教え)を伝えるためにも
 孤独感、疎外感に苦しみ、 自分が何のために生きているのか わからなくなっている子ども達にとって、

 お寺が子どもの居場所 となるよう、
僧侶も門信徒も、力を合わせて、子ども達をサポートするため、行動する

 それが、「キッズサンガ」の意味だと拝聴いたしました。


 
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