事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「6才のボクが、大人になるまで。」(2014)

2019-05-05 | 洋画

原題は「Boyhood」(少年時代)。しかし邦題の方がめずらしく作品の本質を突いている。

6才のメイソンは、両親が離婚してしまい、父親(イーサン・ホーク)はどうやらアラスカにいるらしい。母親(パトリシア・アークエット)は生活に疲れ果て、醒めた姉(監督の実の娘)は少年を癒やしてはくれない。

少年の生活は母親の再婚、離婚、転居などに激しく影響され、自省的な十代をすごす。そして大学に入学したその日、彼は真の意味で大人になる……

この映画の凄みは、6才のメイソンが18才でひとり立ちするまでの12年間を、リアルに12年間かけて撮影したこと。メイソン少年だけでなく、他のキャストもすべて12年間も同じ役を演じ続けたのだ。

それはメイソンが成長するだけでなく、いいかげんだった父親が渋みを増す12年間だし、パトリシア・アークエット(アカデミー賞助演女優賞をこの作品でゲット)の身体が次第に大きくなる年月でもある(笑)。もちろんわれらが「北の国から」はそれ以上の長きにわたって兄妹の成長(とオトナの退場)が描かれたわけだが。

監督のリチャード・リンクレイターは「ビフォア・サンライズ」「ビフォア・サンセット」「ビフォア・ミッドナイト」とこの作品で映画史に残っていくのだろう。でもわたしは彼の「クール・オブ・ロック」のお茶目さも大好きなの。そしてつくづく思う。子どもって、成長しちゃうんだよなあ。

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2 コメント

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久しぶりに (onscreen)
2019-05-05 12:22:35
また観たくなるような投稿、ありがとうございます!
ありがとうございます。 (hori)
2019-05-05 17:29:41
みんなに映画を観てほしいってコンセプト
のブログなんで、なによりです。
で、きのうの王様のブランチを娘の部屋で
見ていて気づきました。
もうひとりすごいのがいると。
えなりかずきです(笑)

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