事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「決戦!忠臣蔵」 講談社

2017-12-06 | 本と雑誌

決戦シリーズのなかでも最上位に近い短編集。一種の集団テロである忠臣蔵が、なぜ日本人の心を揺さぶるのか、ひねくれたわたしでも理解できるようになっている。

このシリーズは、直球で勝負するより、いかに意外な視点から描くかに力点がある。そりゃ、誰でも知っているお話を、手練れが競作するのだからそうせざるをえない。でもまさか、朝井まかてが犬に語らせるとは(笑)。

泉岳寺の修行僧に事件の朝を語らせた山本一力も渋い。彼の作品も読んでみよう。ああこうやって講談社の罠にはまっていく……。"

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1 コメント

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これは (大阪支社長)
2017-12-07 07:23:29
集団テロなんですね・・・なるほど、

犬に語らせ、修行僧に語らせる・・・

そうか、そういうところをチェックするんですね。

(^^♪
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