庄内映画村その2はこちら。
さて、漁村・農村エリアに満足したわたしは、せっかくバスのチケット(無制限に利用できる)をもっているのだから、ともう一方の端にある山間集落エリアにバスで向かう。運転手がまた達者にガイドしてくれるのである。ディープな庄内弁がまるでセリフのようにすら聞こえる。
さて、その山間集落エリアにあるのは水車小屋(ナマで見るのは初めてだ。「精霊の守り人」を連想させます)や、「蝉しぐれ」でつかわれた民家。そして“てっぺんの家”とよばれる古い家。
「これも『蝉しぐれ』で使われたんですけど、『スノー・プリンス』のためにちょっと改装したんですよ」ガイドのみなさんごくろうさま。
水車小屋だけでなく、炭焼き小屋や薪置き場などが建てられていて、知らないはずなのになぜか懐かしいつくりになっている。意外なほど水量の豊かな小川のせせらぎも影響しているのだろう。
他のテーマパークにしたって、初体験のはずなのに追体験と思わせる手管が使われているのであり、問題はそれが上質かどうかだけだ。だいたい、映画って最初から詐術じゃないですか。わたしはひきつづき満足した。
次回は宿場街エリア。
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