うっすらと背景ににじむ恋のさや当て。登場人物は美男美女+濃いキャラ。思いっきりライトノベルでありながら、文明開化から日清日露の戦争になだれこむ明治の世相を描いてあきさせない。
明治期の警察官に、(幕軍だから出世の見込みがないとはいえ)御家人たちが大量に採用された設定をいかして、若様侍の捕物帖にもなっているのね。主人公が健康な分だけ“しゃばけ”シリーズより好きな人もいるかもしれない
にしても、いまの子どもたちに「アイスクリン」って理解できるのかなあ。わたしが考えるアイスクリンが、世間で考えるものと一致しているかも自信なし。小学校時代の夏休み、プール帰りに駄菓子屋のおばちゃんにすくってもらって食べた“あれ”って一般的なんだろうか。ほんと、自信なし。
「若様組まいる」につづく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます