事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

シュレック2

2008-03-06 | アニメ・コミック・ゲーム

Shrek2 火を吹くドラゴン。姫を襲う狼藉(ろうぜき)者。次々に襲いくる敵と戦うシュレック。
勇気を出して、「ほんとうの自分」を愛する人に打ち明けたフィオナ姫。
それぞれが勇気を出して困難を克服、めでたくハッピーエンドを迎えたシュレックとフィオナ姫。
「そしてふたりは末永く幸せに暮らしましたとさ……」と物語は終わるはずだったのだが……。
愛し合うシュレックとフィオナ姫の運命は? 誰も気にしていないがドンキーのその後は?カギを握る<幸せになれる薬>とは?<遠い遠い国>に隠されていた恐ろしい秘密が、今、明かされる!!

 娘と観ながら、ウーンと考え込む。この映画もまた、日本人と欧米人の受け取り方にギャップがあるパターンか。シュレックのキモは、全然かわいくないキャラが、しかしラストにはなんとか愛らしく思えてくる……という展開なんだろう。でもわたしには“最後までかわいくないキャラ”にしか見えなかった。前作はそのことが「ほんとうの自分」というオチ(あざといけどね)に強引にひっぱってたわけだが、2作目ともなると、どうも鼻につく。

「あたし、シュレック、きもい……」と上映中娘がつぶやいていたように、「グリンチ」同様、生理的嫌悪感が消えないのだ。逆に、シュレックとフィオナ姫がそんな具合だから新キャラ「長靴をはいた猫」が大うけなんだろう。しかし彼の“必殺技”は、日本のマンガ(江口寿史あたり)でさんざん使い古されたネタなので、大笑いまではいかない。他の映画のパロディも満載なのは結構だが、キレは前作より数段落ちる。嫁の実家訪問ってストーリーもどうもなあ。

Shrek_2cateyes01  でも、全米大ヒットなのだ。日本人には信じられないことに、アニメ史上最高なのである。ディズニーとケンカ別れしたカッツェンバーグの意趣返しという意味ではめでたいが、いいのか「ニモ」より上で。

 ただし音楽は最高。トム・ウェイツやボウイも聴けるし、アントニオ(長靴をはいた猫)バンデラスとエディ(ドンキー)マーフィの夢の競演もある。それから、エンドタイトルが始まっても絶対に席を立たないこと!

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