風に吹かれて ボブディラン 日本語訳付き2
2022年3月号PART3「戦時」はこちら。
「日本に住む私の友人の多くはJETプログラムを通じて来日していた。これは日本政府が語学教育の改善などを目的に外国の青年を招致する事業で、1987年から始めた。当初の目的とは異なっているものの、この事業はむしろ、外国人が日本を理解する良い機会となり、学識者や大使館スタッフといった多くの日本専門家を育成することに成功した。」
元英誌「エコノミスト」東京特派員のデイビッド・マックニール聖心女子大教授の考察。そうか、日本人が外国人にふれるいい機会になった以上に、外国人の側が日本にふれることになったというわけだ。そして、ALT(いまは外国語指導助手をこう呼んでいます)を辞めてからも結果的に日本を理解してくれた人も多い。
この事業がはたしていつまで続くかと疑問に思っていたけれど、がっちりと定着したなあ。っていうかやっぱり受け入れる側の右往左往は日本にとって必要な経緯だったのであろう。明治と同様に。
本日の1曲はボブ・ディランの「風に吹かれて」
イギリス人の最初の英語指導助手と、今でも通っている飲み屋で呑んだとき
「Blow windって……」
「なに?」
「おならをする、に近い感じがするのよ」
勉強になったなあ。
2022年4月号PART1「正気でいて」につづく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます