ひょっとしてそうなのかな、とは思っていたの。ひょっとしてわたしはすんげー無教養な人間なのかなと。当たりでした。
だってわたしはこの対談集における日本の来し方を、ほとんどまったく知らなかったのだ。二項が対立するのではなく、なんとなくどちらでも選択できるように両者が並び立つ歴史(たとえば天皇と将軍)など、なるほどなあと。
松岡正剛と田中優子という、知におけるトップランナーの対談にしても、もうちょっとおれは何とかならなかったか。
「銀閣の人」を読んでいたおかげで、書院造りについてだけはセーフ。本は読んでおくものだ。
あまりに知らなすぎたので、新書なのに読むのに一週間もかかってしまいました。問題は、もう一週間もするとせっかく得た知識も概念も、すっかり忘れているのではないかと自分に問答。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます