事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「真実の10メートル手前」 米澤穂信著 東京創元社

2016-11-19 | ミステリ

さよなら妖精」と「王とサーカス」が連関していたように、この短編集も太刀洗万智を主人公にして(時系列はかなり前後するけれど)つながっている。彼女が事件の真相に、どうしてもたどりついてしまう哀しみのようなものがあって渋い。

もっとも、ミステリとしては「ああ言えばこう言う」「揚げ足をとる」感じが優先していて……あ、これは古典部小市民シリーズでおなじみのものでした(笑)。本領発揮というわけかな。傑作と呼ぶには、2メートルぐらい手前だけど。

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2 コメント

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Unknown (タビタビ)
2016-11-20 16:17:53
ご無沙汰しておりました(^_^;)

突然ですが、youtubeで GHOST IN THE SHELL のハリウッド版の予告やってましたが、スカヨハの素子 ナカナカでしたな(≧∇≦)少し期待しちゃいそうです(^_^;)
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見てますよもちろん(笑) (hori109)
2016-11-20 20:08:01
荒巻がビートたけしであるあたりもゾクゾク。
ただ、素子の“自分探し”がメインだとしんどいな
ともちょっと不安。
ま、どうしたって見るんですけどね。
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