その1はこちら。
酒田のカモシカ保護~けがなく、山林に戻す
酒田市中心部に出没し、逃走していた野生のカモシカが4日、北に約7キロ離れた同市本楯地区に現れ、無事保護された。
酒田市では、3日に市中心部の住吉町や船場町などでカモシカが現れたが、捕獲網をかいくぐって逃走した。
4日早朝からは、本楯地区で目撃され、市職員や酒田署員ら約15人で捜索。同日正午前、JR本楯駅周辺で見つけて追跡を続け、獣医師が空気銃で鎮静剤などを注射、捕獲した。
捕獲したのは国の特別天然記念物・ニホンカモシカの1歳前後の雌で、体長約120センチ。けがはなく、同市の八幡地域の山林に戻されたという。
市危機管理室の吉田吉信室長は、「市民に被害が出ないうちに捕獲することができて良かった。山で静かに暮らしていてほしい」と話していた。
(2010年6月5日 読売新聞)
……さすがカモシカ。1日で30センチも体長が縮むあたりは怪物だ。でも、このカモシカについてわたしはなにも知らなかったのだ。
「カモシカって、鹿じゃないんですよね」
うちの職員がボソッと。
「またまたぁ、鹿だろぉ?」
「いえ、確か牛に近いはずです。」きっぱり。
調べてみよう。こんなときはウィキペディア。
広義には、ウシ目(偶蹄目)ウシ亜目(反芻亜目)ウシ科ヤギ亜科の、ヤギ族以外、すなわち、サイガ族・シャモア族・ジャコウウシ族の3族の総称。8属10種が属す。
シカの名が入っているが、シカの属するシカ科ではなく、ウシやヤギと同じウシ科に属する。したがって、シカとは違い、ウシ科のほかの種同様、角は枝分かれせず、生えかわりもない。
ホントだっ!カモシカって牛だったんだ。知らなんだー。
「どうして知らないんですか、山形県の獣なのに」
「え。カモシカって県獣なの?」また検索だ。
……まさしく、県獣でした。
「よかったですね採用試験に出なくて」
面目ない。ついでにわたしは
県の木(さくらんぼ)
県の花(紅花)
県の鳥(オシドリ)
酒田市の木(ケヤキ)
市の花(トビシマカンゾウ)
市の鳥(イヌワシ)
など、何ひとつ把握していないことまで露呈してしまった。これでも地方公務員。そしてこの夜、わたしはもっとものを知らないことを痛感したのだった。
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