出演:ジャン・レノ ナタリー・ポートマン
「きみは、もう少しオトナにならなきゃ」
「もうオトナよ。あとは年をとるだけ」
「オレは逆だ。年だけはとったが……あとはオトナに」
凄腕の殺し屋レオンと12才の少女マチルダの物語。父親に虐待されるマチルダは、アパートの隣人であるレオンにこう話しかける。
「オトナになっても人生はつらい?」
いまではハリー・ポッターやバットマンですっかり善人になっているゲイリー・オールドマンが壮絶な悪役ぶり。彼に家族を皆殺しにされたマチルダは、復讐のためにレオンに殺しの訓練を……のちに「スターウォーズ」でブレイクしたナタリー・ポートマンは、このころから“完成”されています。音楽はエリック・セラとスティング。必見、必聴です。
※上映は2月13日(土)15:00より。正直にいえば、近ごろのリュック・ベンソンの商売人ぶりにはなんだかなーと思うところもある。でも、「レオン」に関しては、絶対にハリウッドに負けるもんかという気概と、ナタリー・ポートマンへの偏愛がほの見えてすばらしい。
レオンが殺し屋になった経緯は、ヨーロッパ人にしか理解できないものではないだろうか。ハリウッド映画とは明らかに“コード”が違っており、日本人に熱狂された理由の一端はそこにあるような気がする。
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